2016年6月12日日曜日

『まんがタイムきらら』2016年7月号

『まんがタイムきらら』2016年7月号、昨日の続きです。

『ひなまるすまいる』。ひなが非番、というのでうらら様も一緒に屋敷の外にいきますよ。って、大丈夫!? ふたりして外出の装備整えて、ちょっと街に出るだけなんだけど、それがすごい冒険みたいになってるのがおかしくて可愛かったです。街では、うらら様の人形とか売ってるんですね。すごい。そしてひなの微妙な人形も売られていて、うらら様絶賛! いや、これ、ほんと、どうだろう。母の日も近いしカトレアにブレスレットをというところ、ああ、うらら様にとって今はカトレアが母なのだなあ。お金が足りなかったりで、うまくはいかないんですけどね。湖畔のイベントから人助け、二次災害と、なかなかに紆余曲折の冒険でしたけど、それなりに安全で、カトレアのお説教も優しいもので、ほんと、ほんわかした気持ちになれるエピソードでした。

『ハニカミしょこら』、よいですね。ホームステイしている外国からのお客さん、チョコ。この子、着物が好きなんだけど、うちには着物がない! しかし、それで末の妹、歌から浴衣をもらっちゃおうっていうの、響姉さん、それはあんまりです! せめて借りる程度にしてあげて! 雛人形を出すことにします。その間、歌がチョコをつれて町に出るんだけど、商店街でわーっと町のみんなにとりかこまれちゃって、でも人見知りの歌、頑張ってチョコのこと守って、ええ、よく頑張りました。そして自宅組、全然人形出せてなくて、あー、お姉さんふたり、いけませんなあ。でも、これでチョコも雛人形の準備を体験できて、その様子がすごく嬉しそうで、これでよかったって思える情景です。言葉、台詞がなくっても、すごく伝わってくるものがあったんですね。奇麗な絵、チョコの高揚。心ひかれるものありますよ。

『ランキンガール』、いよいよ総選挙、ということで、これまでの総決算、といった雰囲気であります。自己紹介と演説、それが終われば投票。これは、ありさとるりの一騎討ち、みたいになっていくのでしょうか。ほたるが、自分のことそっちのけでありさとるりのこと応援したりして、この自由さ、ほんと、見ていて面白い。ほんと、これがほたるだなあって思わされますよね。そしてありさ、感極まって涙を流してしまう。ここで1位になれなければ、学校に残れない。そうした事情を知らない生徒たちからすれば、ありさのここまでの感情の高ぶりは理解できないかも知れない。でも、それでも伝わるものはありそうと思わせるものあって、ほんと、今日が最後かも知れない、内心のモノローグに切なさがぐっとつのる思いでした。そしてるり。この子も、母との確執、すっかり過去のものとして、さあこの選挙どうなる。ありさが勝たなければ困る。けれどそうそう簡単に勝たせてくれるだろうか。いろいろ思わされます。

『明日はアイドルれいかちゃん』は先輩たちを送るステージ。麗華、ゆう、椿の三人でもちゃんとやっていけることを証明しよう、そんな彼女らなんですけど、足が震えているゆう先輩とか、なんだろう、面白い絵面だなあ。ステージ上、パフォーマンス中にこれまでのことを思い出していくれいかちゃん。これが、まさか失敗に繋がるとは思いもしなくって、そしてさらにあの台詞でしょう。え? どうなるの? ここからのれいかの機転、これはよかったなって、ほんと、いいクライマックスを演出していたと思います。そしてこれから、新生オネポリ編がはじまるのでしょうか。新入生とか入ってくる? れいかちゃんが先輩!? おお、なにか新境地が期待されますね。

My Private D☆V、永山ゆうのんです。『みゅ〜こん!』の人であります。女の子がふたり、ワンピースの水着でもって水辺にいる、そんな絵であるのですが、なるほど、スク水、さらには、インナースク水。インナースク水なるカテゴリーがあるんですね。服の下にスクール水着を着込んでいるというやつですね。なるほどなあ。スク水とあるそのかたわらに、とにかく良い!! の文字があって、ああ、意気込みがうかがえます。イラストを見れば、いわゆる新スク、旧スク、どちらもが描かれておりまして、これはすなわちどちらが上とか下とかじゃなく、どちらも等しく素晴しい。そうした気持ちも伝わってくるようでした。

  • 『まんがタイムきらら』第14巻第7号(2016年7月号)

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