2024年2月13日火曜日

『まんがタイムきらら』2024年3月号

 『まんがタイムきらら』2024年3月号、昨日の続きです。

『かみねぐしまい』

すっごいシリアス! ツギノが神様に願うこと。帰ってほしい。その理由は自分の出自がかかわっていて、私だけがお母さんの子じゃない。それをまえなに知られたくない。お母さんから神様に託された願いもそれでしょう? 神様に踏み込んで話してみれば、神様パニックになっちゃって飛び出していっちゃった!

ここからの展開、ツギノの回想があって、母子手帳を見て確信してというくだり、ちょっと引っ掛かったんですよね。確信? なんで? そこに本当の母のことが書かれていたのなら、確信というのは変では? でも神様の行動がお母さんの神様へのお願い、すなわちツギノの確信を裏打ちしているし……、と思っていたら、あの終盤の描写。神様が疑問に思いはじめたことで、ツギノの確信、その信憑性も揺らぎはじめる!?

ああ、本当にわからない。この漫画の向かう先。相当に揺さぶられて、それは神様も、読者も双方が同様で、それゆえにこの先に提示されていくだろうことに意識が向かわずにおられないのです。

『ほぐして、癒衣さん。』

癒衣と夏鈴の所属する制作部に新人がくるかも知れない。今日はその面接。癒衣と副社長が面接官をつとめるのですが、その新人というのが夏鈴が企業説明会で出会ったあの人だったんですね。

しかし、この面接大丈夫なのかな。新人、熊谷美咲が緊張してるのはわかる。それで思ったことを上手に伝えられないのもわかる。わからないのは、あまりにあけすけに面接慣れしてないことをオープンにする副社長ですよ! いやいや、そんなフレンドリーに! でもこういうのが通用する会社は悪くない気がする、と思ったけど、夏鈴たちはブラック労働にむしばまれていたっけな……。なにがよくて悪いのか、わからなくなってきましたよ。

癒衣さんのナイスフォローが光りましたね。制作部のフロア、覗いていきませんか? その申し出が、美咲と夏鈴の再会を導いた。そして美咲はあの着ぐるみとも再会して、しかも試しに着てみることに! それが美咲の求めるもふもふ感を提供し、見事緊張もほぐれ、思っていたこと、気持ちをすべて伝えることができました!

ああ、この万事うまくいった感。そして美咲のマニィちゃん愛! ああ、これは美咲から夏鈴へのベクトル、できあがっちゃうかもですね!

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