2024年2月10日土曜日

『まんがタイム』2024年3月号

 『まんがタイム』2024年3月号、一昨日の続きです。

『午前0時のおねだりごはん』

退職を決意した牛喰。家業を継ぐというのですが、誰にも相談しなかったものだから米沢がちょっとすねちゃって、でもおねだりしてと頼まれたら断れないのもまた米沢。かくして、米沢をメインとした知りあいだけの送別会が開かれる運びとなるのですね。

参加するのは米沢の兄、小説家と、そして米沢の同期、松阪。ええっ、大阪からはるばる!? と思ったら、出張のついででありますか。ともあれ、米沢のおねだりの秘密を知る面々が集まっての送別会。送別会というか、牛喰を囲む夕べ感ありますよね。

今回のおねだりは鶏料理。それが米沢からのはなむけのメッセージだというの、それを受けて南蛮で応えた牛喰。ここにふたりの気持ちの通いあう様描かれて、ああ、これからもずっとこうした関係続いたらいいなって、そしていつかは牛喰の望むエンディングに辿りつけたら! なんてこと夢見させてくれる最終回でした。

『校長フライハイト』

型破りな校長。今回はなにをやらかすのかと思ったら、ドレスアップして写真撮影。校長室に飾られる肖像写真だっていうんですが、それをそんな格好で!? と咎めるのはまあ教頭の役目になっちゃってますよね。

しかし可愛い。この校長の目にすっかりまいっちゃってるわけですが、それにこの髪型、この衣装。完璧では? で、なんとも人を食ったようなことばかりいってるこの人。でも、こうした型破り、あるいは変わり者っぷり、教頭にはいなさそうなタイプだけど、校長にはわりかしいそうな気もします。いや、校長室の肖像写真を盛る人はいないかもだけど、でも校長は結構個性的な人いますよね。

この校長の振る舞い、生徒に対して悪影響? いや、むしろその逆というのがいい。型にハマってあくせく窮屈な学校生活を打破してくれる、そんな信頼感もあるように感じられて、生徒にとっては変な校長でありながら、ちょっと自由な風を送ってくれる、そんな存在でもあるんじゃないかって思ったりするのですね。

とはいえ、こういう真面目な受け取りは漫画の傾向からしてもあんまりふさわしくない気がします。校長、変な人! でも可愛い! それが一番いい受け取りかたかもですね。

『良倉先生の承認欲求』

良倉の秘密を探る明戸。鼻息荒く、良倉のアカウントを当てるんだと意気込んでいますが、このピンチに良倉をサポートしようというものがいないというんですね。星畑も上枝も、即バレを予想してる。ほんと、このふたりには普通にバレてますもんね。もうひとりくらいは増えてもおかしくはない、そう考えるのも自然な気がします。

でも、さすがですよ明戸先生。良倉に質問投げかけて、そうしたら良倉、素直にそのまま答えちゃうんですね! 喫茶店巡りが趣味。さらには良倉をずっと見ている明戸。それを見て勘違いするのが水元。ほんとこれ、混乱がさらに深まる展開なのでは!? でしたよ。

どうにも真相に近づけそうにない明戸に、まさかの氷高からのキラーパスですよ。ぶんちょー紳士の存在を明戸に話しちゃった! 布教のつもりだったんだそうだけど、まさかそこで良倉もファンだっていっちゃって、やばい、答と接点ができちゃった! さあ、どうなる、どうする、明戸は正解にたどりつけるのか!?

からの残念不正解だったの、さすがの明戸先生でした。

でもまあ普通はわかりませんよね。で、水元の疑問に答える明戸がしびれましたね。まったく脈なし! そしてわけもわからぬままにフラれる良倉。ほんと、なんだこの展開! 明戸先生、想像以上に愉快な人です。

0 件のコメント: