2023年10月1日日曜日

『まんがタイムきららキャラット』2023年11月号

 『まんがタイムきららキャラット』2023年11月号、昨日の続きです。

『ずんだもんTV!』

突然現れた謎の生物、ずんだもん。はたして彼女の素性やいかに。

これ、ずんだもんをまったく知らなかった自分にはもう本当に謎の存在で、いえね先月第1話を見た時点で、ずんだもんがこの漫画のために生み出されたキャラクターなのか既存のそれなのかさえわかってなかったものですから、ほんとに謎。今は、ずんだもんが以前からいるキャラクターだということくらいは知っているんですが、どういうキャラクターはいまだ謎。ええ、ほんと謎なんですね。

今回は東北きりたんが活躍するエピソードだったのですが、自分にとってはきりたんもまた謎の存在だった……。いえね、NEUTRINOで使えるAIきりたんをブックマークしていまして、いずれ試してみたいなとか思っていたんですが、そうか、きりたんがどういう子であるかを知らぬままチャレンジするところでした。よくいえば姉思い。ありていにいえば、ずん子推し過激派。今回もずんだもん動画にコメント工作しかけて自爆とかね、想像以上に個性の強い子でしたよ。

でも、こういう子だからこそ、同じく個性の強いずんだもんと組ませても負けない、抑えが利く、対等以上に振る舞えるのだと思います。個性と個性がぶつかることで漫画としても転がりはじめる。きりたんが監督した新作動画も、きりたんの嗜好あり、ずんだもんの主張あり、そのぶつかりあいの果てに得られたコメントが、謝罪と笑いって! これ、ふたりの個性が組みあわさって昇華して、素晴しい動画になりました、みたいになるんじゃないんだ! ほんと、このがっかり落ち。脱力しつつも笑えるエピソードでした。

『うさパン焼いて悪いかよ!』

部活で作ったパンの試食が原因で太ってしまったハチ。よっぽどなのかな? なんとか体重を減らしたい、その一心で食べる量を減らしていくというんですが、ああ、それは悪いダイエットだよ! 食べる量を過剰に減らすのは、いろんな面でおすすめできない! でも、それをやってしまったのがハチなんですね。

そもそもパンは太りやすいらしい。ものによってはバターや砂糖を大量に使う。今は食べても太らないというクマですけど、父ちゃんの事例を見るに、身長が伸びきったら次は横に増え出しそう。ええ、父ちゃんの姿は未来のクマそのものなんだろうと思わされたのでした。

ハチに話を戻しまして、パンの試食を減らすところからはじめて、結果が出ないから食事全般を減らす。それで行き着いたのが白湯だけのお弁当!? なんて極端な! 体だけでなく脳にもエネルギーがまわっていないよ!?

ずっとフラフラ、体調ヘロヘロのハチを心配したクマの対応がナイスでした。ハチを強硬に説得して、自作のサンドイッチを食べさせるんです。その時に微妙に告白まじりだったりするところに、クマの必死さがうかがえますよね。しかもそのサンドイッチも、ハチの健康を気づかい、ハチの悩みにも向きあったもので、こうしたところに見えるクマの献身、クマの愛情、素晴しいなって思ったのでした。

そしてハチの体重問題、無事に解決。そうか、身長が伸びたからなのか。兄からの指摘だったんですが、ここでやめときゃいいのに余計なこといってしまう兄の不幸よ! ほんと、今回はいつにも増して死亡者の多いエピソードでした。

『mono』

VRゴーグルに取り憑いていた猫たちの霊。クロクマ先生のアドバイスに従って、別の物品に移動させることに成功。無事VRゴーグルは除霊されたのでした。

というのが、今回の序盤。なんかものすごいあっさり除霊に成功してるのびっくりするんですが、そうでしたそうでした、あくまでもこれはガジェット紹介の漫画、VRゴーグルを使ってダイエットが本編ネタだったの忘れてしまっていました。

甲府をスタートして、目的地は春乃の実家がある伊勢。距離にして約280キロの道のりを、一日10キロのペースで進めていたんですね。約一ヶ月の行程。これでどれくらいの消費カロリーになるんでしょう。あの太っていた春乃も、すっかり健康的にやせているじゃありませんか! 心霊ダイエットは空振りでしたけど、地道な運動ダイエットには効果があるんですなあ!

しかし、このVR里帰りが予想外の落着をしたのには笑わされました。なんと、実家がない。なぜ!? といえば、答は簡単、富山に引っ越していたから! って、そういう情報、共有してないの!? 予想外の実家情報を得た春乃。じゃあ、次は目的地を富山に変更して、VRサイクリング第二弾でありましょうか。

無理しない範囲で、少しずつ刻んでいく。そんな感じで続けるにはよさそうな趣味ですよね。春乃の健闘に期待します。

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