2023年7月29日土曜日

『まんがタイムオリジナル』2023年9月号

 『まんがタイムオリジナル』2023年9月号、一昨日の続きです。

カントリー少女は都会をめざす!?

5時のチャイム。うちのまわりでも聞こえます。とはいえ、うちは田舎とまではいけないけど都会ではないよなあ。

さて今回は皆でお泊まり会ですよ。みなちゃんが八重と離れがたいがゆえに企画されたのですが、大河と亜紀を誘ってみるも余裕で断わる亜紀が頼もしいな! アニメのスケジュール優先、というのも亜紀らしいんですが、こうやってけんもほろろに断わっても特に友情にヒビがはいるわけじゃないって関係性がまたいい。八重もみなもちゃんとわかってて、すごいいい笑顔で楽しい様子を送りつけましょうって、ほんと、気分を害したりとかないの、素晴しいですよ。

さてお泊まりのテーマ、まさかの都会を感じるっていうの、もう本当に八重は揺らがないなあ。でもリラックスするための音声といって新幹線の車内アナウンスとか! しかも終点の到着アナウンスなの!? ここで新幹線に乗りつけてるものと乗ったことないものの差が浮き彫りにされるの、ああ、残酷でありました。

今回は八重、みな、大河の三人の、なんだかんだで楽しい集まり。これがどんな風に亜紀にレポートされたのか気になっちゃいましたよ。夜食のマグラーメンの写真を送ったら、お返しになにか夜食の写真が返ってきたりとかあったのかも知れませんね。

『敷金礼金ヤンキー付き』

時は夏休み。せっかくだからどこかに出かけたいという七恵に佳ですが、ふたりとも学校いってないからずっと休みですよね? たえのツッコミにまるで動じないふたりが最高でした。

今回はちょっと嬉しい描写が続きましたよ。非番の姫子! すごい地味! 少年みたい! めちゃくちゃ可愛い!

そんな姫子と七恵、佳のやりとりにですね、過ぎゆく季節を思う、そんな叙情みたいなもの感じられてよかったなあって思ったんです。夏になると普段とは違うことしたくなる。コンビニ前でダベるのもなにか特別に感じる。ちょっとハメはずしたりして、いや、喧嘩は年中茶飯事ではあるのかな? そんな当たり前があって、それが特別になれない自分を実感させたりもするのだけど、思い悩む暇があったら行動してみればいいっていうアドバイスに素直になれたのも、過ぎゆく季節を感じるからこそだったりしたのかもなあって思ったのでした。

夏の日々は特別。いつもと違う時間の流れがあると感じる。時にセンチメンタルに、ノスタルジックに、物思うこともある。なぜだろう、わかる気がするんですね。そんな時を自分も過ごしてきた、そんな気がするんですね。

『通勤通学クエスト』

扉絵のタケちゃん、めちゃくちゃ可愛いな! そんなタケちゃんと菊池のやりとりがアレでした! ツツジ先生の誕生日プレゼントを買いにいくというタケちゃんに張りあう菊池なんですけれど、タケちゃんの先生理解度の高さに負けたと思って、どんどん強硬な主張をする菊池がほんとアレでした!

いやね、だって、子供相手に大人の財力振り回して勝った気分になるとかさ、あの表情の描写も相俟って、大人気なさの表出! ものすごかった。しかも、決して先生はそんなんじゃないってわかってるはずなのに、お前の1枚や2枚のタオルなんて忘れられるだろうなって、そりゃあタケちゃんにキレられたって仕方ないよ!

その本気喧嘩の模様。いやもう大人気ないのがアレなんですけどさ、それをうまくまとめて調停してくれたカゲヒトおじさんの偉大さよ! ええ、パフェは偉大。同時にカゲヒトおじさんも偉大だったと思います。あのパフェのおいしさに緩むタケちゃんの表情。最高でありました。

『オネェの恋のはじめかた』

凪さまに恋人!? 水面からもたらされたニュースに沸く時宗ですが、人の恋を面白がって追う暇があったら自分のことをなんとかしなさいな!

興味本位で帰宅中の凪さまを尾行する水面一行。時宗が加わるのはわかるけど、翔人もなかば無理矢理につきあわされとるんか! とっとと帰りそうなところ、なんだかんだで同行するの、友達がいのあるやつだなあ。で、見事に尾行がバレちゃうの、さすが凪さま! もとから無謀な試みだったのですよ。バレるべくしてバレた、そうとしかいいようのない展開でありました。

恋人疑惑は凪さまの口からきっぱり否定されました。それで興味失う水面に時宗ですけど、翔人だけはちょっと違う。核心ないし本質の周辺あたりを鋭くついて、それで凪さまから真相を教えてもらうこととなって。その時の翔人の反応。素っ気なく見えて、けれど凪さまのこと心配してくれているとわかるのがね、いいやつだなあ。友達がいのあるやつだなあ!

凪さまも翔人のこと、なんか気にいられているみたいですね。ちょっとなにか進展するのかな? と思いきや、翔人きっぱりと拒否! ここでもなにか勘づいたりしてるとか? 翔人は翔人で、いろいろ鋭さあって、他のものの気づかぬことを意識してたりしている、そんなことあらためて思わされるエピソードでした。

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