2020年5月13日水曜日

『まんがタイムきらら』2020年6月号

 『まんがタイムきらら』2020年6月号、一昨日の続きです。

『さかさまロリポップ』

たくさんのお菓子を貰ってきた柚希。あまりにたくさんだから減らしたい? そういってさっそく食べようとする詩月、こういうユーモア感じさせる駆け引き、すごくいいと思うのですよ。で、問題はここから。詩月が食べたの、なんと洋酒入りのチョコレートでしたか。それですっかり酔っちゃって、そうしたらやたらめったら素直になるの。というか、褒め上戸? 愛で上戸? お姉ちゃんは可愛いねって、さらに加えてマネージャーの中村さんにも、いっぱい働いてえらいって褒めまくるわ、抱きつくわ、さらには好きでいてくれてありがとう。完全に撃沈されてる中村さんがよかったですよ。

詩月と柚希の帰り道。ちょっと休んだ公園で詩月のいったこと。ずっと今日が続いて欲しいという気持ちと、はやく明日がきてほしいと思う気持ち。それが同じくらいだっていう言葉に、今が楽しいと思う気持ちと、さらにきっと楽しくなるだろう明日への思いが生き生きとして、ああこう思って過ごせる日々はきっと素敵だろうなあ。そう思ったのでした。

そして詩月からお姉ちゃんへのお礼。ええ、いつもちょっと柚希を振り回し気味のアンファンテリブル詩月ですけど、こんなにも素直になると、こんなにもすごく感情表に出して、こんなにも心奪っていくというのですね。高威力でした。素晴しかったです。

『海色マーチ』

珊瑚の部屋にずらり飾られている、海で拾ったものコレクション。そこにあった木の由来。砂も石も持ち帰ってはならないという神聖な島、久高島。拾っちゃ駄目と知らなかった小さなころの珊瑚が持って帰ってきてしまったその流木、返しにいきたいっていうんですね。

久高島にいくと決まった時のあまねの言葉、一緒に謝りにいってあげるさー、っていうのが、ほんと気安くて親身で、いい距離感だなって思ったんですね。

うっかり帽子を忘れてしまったひなたとあまね。ふたり出先で帽子を買うんですが、面白がってイカ帽子かぶってたあまねがやたらと可愛くて、ええーっ、それ、ジョークなのかい? 買おうよ。可愛いから! 似合ってるから! すごく残念に思ったものでした。

フェリーでの会話、それもよかった。おっちょこちょいのあまねを警戒する珊瑚ね。ええ、こうしてちょうどいい距離ってのをはかっているわけですな。そして到着した久高島、そこで見かけた子供たちの会話に昔の自分を思い返してる? いや、それとも今の自分たちを重ねあわせている? そんな珊瑚の表情がとてもいいと思いました。

ひなたも加わって、皆の距離感も違ってきて、面白くなってきたなあ。そう思っていたら次回で最終回なのだそうです。ああ、残念。好きな漫画だっただけに、ちょっとしたショックでありますよ。

『なないろコラボレイト』

不仲説が流れてしまった朱莉と深青。これ、深青の友人、小春の画策だな。そう思っていたら、いやいや、それはそれで正しかったのだけど、ちょっとした噂のつもりが、流布する過程でどんどんエスカレートしてしまい、ケンカだ不仲だ対立だと、もう手に負えなくなってしまいました。小春の行動、決して褒められたものではないけれど、あの顔色真っ青になってるところ見ると、ちょっと責められないですよね。反省もしてるようですし、ねえ、ほんと。

友人小春の軽はずみが原因して迷惑かけたと、朱莉に詫びる深青ですよ。けど結果オーライだっていってくれた朱莉。こうして深青と近づきになれたんだっていってくれるのはいいけれど、ネガティブな噂を収束させるのは大変そう。ということで、優夏のアドバイス、合同誌を作ることで不仲説を払拭しよう! ええ、当初の朱莉の目的も果たされることになったっていうんですね。

これでめでたしめでたし、そう思ったら、思った以上に売れなかったというラスト。なるほど、ファン層が違うのか。これで火のつく朱莉と深青。ふたりのその前向きさ、これが気持ちよかったですよ。元気なの、とてもいいですよ。

My Private D☆V

『謎のリリリス』のTYONEです。

これまたシンプルに、ポイント絞ったD☆Vポイントが投入されてきましたよ。「眠いの我慢してる子」。イラストも、授業中ですよね? セーラー服の女の子が、もう眠くて眠くて授業にも集中できない模様。寝ないように口元つまんでむにーっと引っぱったりしてる、精一杯の抵抗と、結局は眠気がすっきりしないというままならなさ。よくよく表されたイラストでありますね。

ノートがいいですよ。ほんと、全然授業に集中できてないのがわかる。これ、数学の授業中なんですな。それで眠気もより強いってわけかあ! ノートのすみっこにあやしげなキャラクターがあやしげな踊り? 煽り? これが妙に面白い。ええ、なんか頭がすっきりしないまま、よくわからない世界に突き進んでしまってる感があるの、なんか心ひかれちゃうんですね。

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