2026年4月29日水曜日

『まんがタイムオリジナル』2026年6月号

 『まんがタイムオリジナル』2026年6月号、一昨日の続きです。

『うちこもり妻はコスプレ配信者』

いぶきと駿が結婚にいたる前の、そのまた前くらいの話。高校生だったころのいぶきは、なんとも幼げに見えるのだけど、しでかすことったらどうにも危うい。17歳駿と同じベッドで横になってるのもアレですが、男っぽさを増していく駿の首筋になにを思ったか、おいしそうと食いついていく。さらにはそれが胸元に、耳にと及んでは、駿もさすがに落ちつかない。

幼なじみいぶきとの距離の近さをいいことに、ずるいことをしている。そう思っている駿にとって、このところのいぶきの境界越え行動はどうしたこったろうか。いやねえ、いぶきの対処に悩み抱えていらっしゃるのね。

見た目はおぼこくとも、読書家いぶきの性の目覚めははやかった。それで駿にぐいぐいいっちゃうの、駿が理性的少年だったからよかったものの、そうじゃなかったらえらいことになっとったかもしれん! でもまあ、このときにもうふたりの関係は決まっていたというわけなんですね。

内気なわりに、駿相手にはいろいろ無茶するいぶき。それがわかってるからこそ、いぶきを尊重する駿。それはいぶきにとっても嬉しいことなのでしょう。その気持ち、幼い日々から今にいたるまで、ずっと変わらぬようですね。

『もどかしコンプレックス』

餃子食べたさに宇津宮を訪れた佐藤。有名店は混んでるからと、たまたま入った定食屋でまさかの出会い。なんと、ここ、もちさんが働いてる店でしたか。というか、もちさん、本業は定食屋の厨房スタッフだったんですね。

あまりのまさかの遭遇に、もちと確信持てない佐藤。確かめようと凝視するも、ホールスタッフの若い娘が、佐藤の視線の邪魔をする。最初のうちはたまたまかと思ったものの、こうも続けばはっきりしてくる。さらには、常連に声かけられるもちのこと、実力行使で回収、取り戻していくとなれば、もう確定じゃん。このお嬢さん、もちのこと好きなのかい!?

このことを夜のボイスチャットで報告したら、最初は興味津々だったしーさんが沈黙。さすがにモテモテはマズかったか。怒りで無言になったしーさんのこと、餃子爆撃が原因と思っていたの、とんだ勘違いですよ! でも結局はしーさんからもちさんに向かうベクトルに気づいて、ああ、なぜこうももちばかりモテて、自分はモテないのか。この悲しみ。いやもう、しかし、しーさん逆境かな!? というか、もちさん、自分がモテてるの気づいてないな。ということは、定食屋のあの子も逆境だったりするのかもですね。

『どうにも不器用な夫婦でして。』

あのホームプラネタリウムの夜を経て、ヨシアキ、マコトの関係に変化があったのでしょうか。

ありました。まずひとつめは、プラネタリウムの原板をなくした。だっこされて見上げる星空。その思い出ににやにやしてたら、うっかりどっかにやっちゃった。一枚足りないッって、粗忽な皿屋敷ですなあ。

かくして原板探しをすることになるのですが、それで見つかるのがマコトの隠していた雑誌。あろうことか夫婦の関係に迫る特集号。夫にバレて必死に死守しようとするマコトだけど、残念! 秘密はバレてしまってますよ。なんとかごまかしたのはいいけど、ヨシアキに対する感情が先立つマコトは、あえて自爆していく覚悟。

でもってここまできたらばと、ずっと気になっていたことヨシアキに突撃していくんですね。

あくまでも奥床しいヨシアキの、雑誌の企画に向ける怨嗟が笑わせる。余計な企画を出しやがって…!! けど、こうしてはっきり言葉にすること。大切なことだと思いますよ。でもってどうせだったら、どこが好みか、好きな部位は、などなど、はっきりなさったらよろしかったのにな!

でも、今はマコトがうきうきだからオールオッケー。しかし、っしゃあ!!! はさすがに色気に欠ける。とはいえ、これがこの人のよさですよね。かわいい人です。

『ムクカノ:無垢で無口な職人彼女と、静かでにぎやかなふたり暮らし』

素面に戻ったとき大丈夫なのか。心配していたふたりでしたが、調子に乗りましたとは賢太の談。対して椎奈は、無謀なことをしました。ふたりともに反省するというのですね。

しかし賢太さん、翌日に残るほど飲んじゃいましたか。頭痛に苦しむ翌朝に、つきあい寝してくれる椎奈を抱きしめるその様子。ええ、ふたり確かに進展を見たのだと実感させられますね。

朝寝した賢太が目を覚ましたとき、椎奈は買い物でお留守でした。ひとり部屋に残された賢太は、いつになく静かな様子に椎奈の不在を感じて落ちつかない。この、ともにいることが当たり前になってる、そのふたりのともにあるという感覚が、なんともいえない安心感あってよかったんですね。

しかし、帰宅した椎奈を迎える賢太のその様子。椎奈から見ても大型犬のそれだったのか。ほんと、男も愛嬌ですねえ。ええ、きょとんとしつつも嬉しい椎奈のあの笑顔。ただいまの言葉も温かいですね。

2026年4月28日火曜日

『まんがタイムきららキャラット』2026年6月号

 『まんがタイムきららキャラット』2026年6月号、発売されました。表紙は『ごきげんよう、一局いかが?』。本編では出番がなくてちょっとむくれてる純礼さんが、緑のなか、乃々花と一緒に遊ぶ表紙が素敵です。白詰草の花かんむり。白基調の乃々花と、対照的に黒をあしらう純礼が画面に抑揚つけて素敵なコントラストを成しています。ときにはふたりで、水入らずの時間を楽しみたい。お留守番純礼にとっては埋めあわせ? そんなひとときでありますね。いい笑顔見せてくれて、いと愛らしゅうございます。

今月は新規ゲストが3本です。

『Ctrl+Z』

コントロールゼットということはやり直し? ええ、実際人生をやり直すことになった安堂アンが主人公。ある日、目を覚ますとサイボーグになっていた。見た目はもとのとおりだけど、脳以外すべて機械に! それもこれも、トラックにひかれてしまったせいなのだけど、たまたま通りかかった佐藤花子の手によって、サイボーグとして生まれ変わったのでした。

これ、安堂の脳を保管するマンションの一室。維持費がものすごいみたいだけど、トラックの運転手に払わせたらいいんじゃないでしょうか。佐藤のおかげで罪に問われなかったんでしょう? いきなり突っ込んだという佐藤の証言からしたら、トラック側に非がありそう、かつどうにもひき逃げっぽい? ええ、とっつかまえてなにかしらの代償を支払わせるべきです。

しかし、佐藤の技術、ものすごい。安堂に自身がサイボーグということを気づかせない。さらには謎機能をたくさん盛り込んで、というか、不要な機能が多すぎる? 光学迷彩は便利だと思うけどなあ、とはいうけれど、活動にガソリンが必要。おかげでずっとガソリン臭いという、わりかし不憫な安堂なのです。

このガソリン臭さ。まさか、クラスメイトの暗井てらにも指摘されてしまうとは。近づきすぎると相当に臭いのか。いやまあ、揮発性の有機化合物だもんなあ。ハグでもって仲よくなる予定が、逆に距離をとられてしまった? なかなかに安堂、逆境であります。

『ぱぴぷぺ!』

突然友人のトーコから昔話をせがまれるあき。桃太郎はメジャーすぎるからとさるかに合戦を語りはじめるのですが、どうにもうろ覚えが過ぎる。ちょびっとずつディテールが思い出されるたびに語りなおされるもんだから、どうにもこうにもテンポが悪い。さらには途中で展開がはしょられる傾向が。具体的にいうと、親ガニが死に至るくだり。あらゆるところでショートカットが発生する。

しかしあきはなぜこの話を選んだのでしょうか。さるかに合戦だって、わりとメジャーなほうですよ? とはいえ、あまりに胡乱すぎる。子ガニの仇討ち、どうして仲間が日本に馴染みのない動物ばかりなのか。その都度トーコが方向修正するんだけど、それでも微妙にどこか間違ってるあきの昔話。いやもう、こうして昔話のバリエーションは増えてきたのかもですね。

『バナナのきもち』

バナナを食べる女の子。手軽、食べやすい、おいしい上に栄養価も高いといいことづくめの果物。でも、まさかバナナの気持ちを問うてくる、身の丈が人間サイズのバナナが現れるとか、ちょっとしたホラーでありますよ。

でも、この子まるで動じない。バナナにバナナのおいしさを語り、あまつさえバナナにバナナを食べさせる。で、おいしさを認めさせてるのだからさすがです。でもって、おいしいからバナナは好き。ところが、巨大バナナはきもちわるいしまずそうだから好きじゃない。

ってところから、味見して、完食されるところまで、ほんとこのバナナ、食べられて困るのか、あるいは食べられてよかったのか。なんともシュールなお話。女の子が、とにかくかわいかったのも、輪をかけて味わい深めるポイントでした。

2026年4月27日月曜日

『まんがタイムオリジナル』2026年6月号

 『まんがタイムオリジナル』2026年6月号、発売されました。表紙は『かつては最強無敵の勇者様~姫には内緒のレベルダウン生活~』。雨の季節、ふたり夫婦は傘の下。ジュローに寄り添う妻ステラ。片やジュローは、その距離感、安心をともに寄り添う妻に照れてしまってあっち向いちゃっててね、二度目の人生だってえのに、こりゃもう純情な男でありますよ。でも、この純情、それだけステラのことを大切に思っている。それだけステラの存在が大きいってことですよね! だから、雨からも、他のいろいろからも、守ってさしあげてくださいね。

『かつては最強無敵の勇者様~姫には内緒のレベルダウン生活~』

ジュローが抱え続けていた悩み、苦しみをわかちあい、受け入れたステラ。そして互いに思いを交換した夜が明けて翌朝。にあとベリコになにやら意味深なこといっちゃうステラさんです。

いや、これ、誤解するでしょうよ! てっきりそういうことだと思うでしょうよ! でもそうじゃありません。悩み相談です。実際そうなんですけど、ジュローからも口止めされてるもんだから、やっぱり意味深な表現に留まって、そのせいで噂が街中駆け回っとるじゃんか!

ギルドにて、昇級をもちかけられたジュロー。支給金は上がるけれど、それ以上に上がる責任と危険度! あかんがな! 到底受け入れられないとつっぱねるジュローですけど、まさかここで夫婦間のすれ違いが発生しちゃうだなんて。いや、こうやって不満を表明できるステラさん、これはこれでよかったのでは?

そして噂はパン屋さんにも、牧場のお嬢さん、ミルにも伝わって、またもここでジュローが意味深な表現しちゃうから、昇格話が結婚を決意したみたいになっとるよ!?

これ、どうなるの? どんどん勝手に埋まる外堀。いやこれもう逃げ場なしなのではないですか?

『となりのフィギュア原型師』

半藤の同期にして原型師として活躍中の柳沢ヨシタツ。こいつが半藤を信じて、彼女、雲雀ケ丘ひばりを託した! いったいなにが起ころうというのか! いや、原型師を目指すひばりへのレクチャーです。自分は苦労しなかったから人に教えることはできない。だから、苦労人半藤の方が教えるのは向いている。凡夫とか腹立ついいかたしちゃうのがヨシタツという男なんですが、いやまあ、これはこれで誠実ではあるんですよね、コミュニケーションの方法が壊滅的なだけで。

かくして、ヨシタツの彼女、ひばりと工房にて一晩をともにする半藤ですよ。とにかく厳しく添削してほしいというひばりの望みに応える半藤。けれど半藤は優しいよね。よくよく気を配って、無理しないようにってアドバイスして、長期的な視点で導こうとしている。

でも、それでも無理しちゃうひばりです。模型のイベントが近いからと徹夜前提で動いているひばり。夜中にエナジードリンクと背脂ヌードルを摂取しようとするひばりを必死で、全力で制止する半藤! この人が、こんなにも厳しい物言いをしたこと、かつてあったろうか。

それだけ、健康の大切さ、託されたひばりのこと、ちゃんと見守ろうという思いが強いのでしょうね。いやもう、半藤、誠実をかたちにしたような男。この一件だけでも、ヨシタツの見込み、それは正しかったといえる。とにかく長期戦。人生は長い。ええ、半藤、いいこといいました。

『クールな氷上さんは迫りたい』

氷上への恋心を自覚した栗園。振り返る氷上との来し方。本社から異動してきた氷上との初お目見え。光のない目、力のないその態度に不安感じながらも、その仕事ぶりには関心せないではおられない。そんな栗園がふと口にした感謝の言葉。それ、氷上、そんなにも予想外みたいな反応しちゃうの、どういうことなの!? これまでどんな扱い受けてきたの、あなた。もしかしたら、頑なとも見える無機質な態度から誤解を受けて、非人間的な対応され続けてきたのかしら。だとしたら、自分のことを人らしく対してくれたのは、栗園がはじめてだったりするの? いやいやいや、そんなことってある!?

でも、少なくとも氷上にとって、栗園からの感謝は思いがけない喜びで、きっとあの瞬間に彼女の人生は変わったのだろう。ゆえに、栗園にその思いを向けることにもなったのだろう。

でも、栗園は自分の恋心は自覚しながらも、氷上の恋心には気づけていないでいる。あくまでも自分は氷上の恋の練習相手だと思ってる。でも今回はこれがいいように働いた? 自分のためにではなく、氷上のためとなれば、常には誘わぬ花火大会に氷上を誘うこともできる栗園ですよ。

かくして次回はふたり花火デートですか! しかし栗園からのお誘いに、食い気味に応じる氷上さん、とてもよいですね。

2026年4月26日日曜日

『まんがタイムきららフォワード』2026年6月号

 『まんがタイムきららフォワード』2026年6月号、昨日の続きです。

『花唄メモワール』

母の危篤を知らされた椿。しかし椿と家族との間に今も消えることなく存在し続けるわだかまり。家に戻るべきか、迷う椿の手を取るは我らが主人公、梅。ひとりで確かめるのが怖いなら頼ってください。自分もいくという申し出を受けて、椿の帰郷とあいなるのでした。

しかし、梅、頭巾が似合っていますよね。御高祖頭巾っていうんだ。めちゃくちゃかわいいですよ? この時代には明るすぎる梅の髪色。それを隠そうとするのは、生まれついた髪色のせいであまりに不遇な少女時代を過ごすことになった椿の経験から。やはり、この時代には異質すぎる。花瀧屋の女衆が、これと相談するでもなく、髪を隠そうという流れになるあたり、よほどのよほどであるのでしょうね。

この道行、椿にはつらいものとなるのだろうか。その心配は、帰宅してすぐ、弟に妹と再会してずいぶんやわらぎました。ふたりともに姉のこと、これと思うところもない、どころかむしろ慕っている、その此の方を気の毒に、申し訳なく思っている。そしてそれは母も同じだった。椿が思ってきたこと。はたして牢のように閉じ込められている納屋のまわりにあったもの。瓶詰めの食べ物に芹や食べられる木の実は、母が私を案じてのものだったのか。

知りたかったそのことが、椿にとって確信となった。さらには母の悔い、ずっと申し訳なく思ってきたことさえも描かれて、椿にとって意味ある帰省となったのでした。

しかし、ここに霹靂、父の帰還が椿の心の傷をえぐって、病床にある母の代わり、ただの労働力としてしか娘を見ようとしないその暴虐に、黙っていられない梅。自ら晒したその髪に、化け物と呼ばわる椿の父。その暴言に、梅を守らんと立つ椿の姿。さらに女将に藤野も駆けつけ、その上、ザマスのあのお客様も!?

この方、いったい何者でいらっしゃる!? 高慢そのものの椿の父を、その目ひとつで黙らせて、その正体、梅にしてあの驚きよう! どれほどの方でいらっしゃるのか!

ともあれ、椿をめぐるいろいろは、花瀧屋総動員といった騒ぎを経て落着。ええ、まずはここは安心してよさそうですね。ええ、こうして救われた。それがなによりの一安心。まずはいつもの花瀧屋に帰還でありますね。

『ゴスロリ横丁』

ベテラン飲兵衛ゴスロリが参戦!? 仕事の憤懣鬱屈をゴスという装いに包み隠して、今日もひとり飲みに出る。そんな人がゆな以外にいたですって!?

場所は大井町東小路。角打ちで知られる元精肉店。ずって気になっていたこの店にやってきたゆなが遭遇したのは、先にテーブルにて立ち飲みするロリータ! 背丈も同じくらい。同時にお互いを視認して、ともに驚きつつも、ここはあえて交流を避けるこの距離感。

まずはただただつまみに酒を楽しむゆなに、落ち着きをともに飲む先客ゴスロリ、緑川白。それぞれに酒に、飲みに求めるものは違うのか? いや、ただただ楽しみを求めるゆなに心洗われて、白も同じく食の、飲みの楽しみ、そのしあわせに立ち返る。ここにふたり、ただただ飲みの境地へと至らんとするのです。

しかしこの人、ここまでキャラが立って、今回限りってことはないでしょう。ええ、いずれ再会する予感をともに店を去る白。その予感がかなうこと、期待であります。

『え?結婚って3次元でもできるんですか?』

グーパンオロポン氏とのデートの約束をとりつけるヒカリです。デートなら海だろう。それくらいのイージーな発想で決めた横浜。でも、思ったよりも海じゃないというヒカリの感想には笑うしかない。下調べとかしてないの、丸出しなんですけど! いや、でもグーパン氏も特に問題なさそうだしよかったよかった。というか、この海風のいたずら! まさかの髪まとめがグーパン氏のハートを直撃するとか、偶然とはいえヒカリもやりますなあ! ええ、この勢いで押せ押せでありますよ。

しかしこの海での会話。ただただ海を眺め、我々オタクはなんと海に縁がないのであろう。イベントでもない限り、海になんて寄りつきもしねえ。海でもなんでも、風景全般よくわからない我々には、海に出没する世のカップルの気持ちがわからない! そんな悲しいやりとりに、気分盛り下げながらも、でもふたりの気持ちや感性、もろもろのセンスが同じくあること。このふたりなら自然体で、本音でいられるってこと、はっきりしていったりなんかして、こいつはいい傾向なんじゃありませんか!?

いったいこの男が、これまでずっと売れ残ってきたその理由がわからねえ! ってくらい好男子なんですけど、いやもうヒカリよ、つべこべいわずこの男をつかまえとくんだよ! またもその思いを強めたエピソード。ええ、ナイスカップリング反応出まくりなんですよ。

2026年4月25日土曜日

『まんがタイムきららフォワード』2026年6月号

 『まんがタイムきららフォワード』2026年6月号、昨日の続きです。

『球詠』

バントを捨て、真っ向勝負に出る椿峰を相手に、全力で投球するヨミはより一層に調子を増して、球威は抜群、変化球も切れ味を上げているというのに、上位校の上位陣となると、そのヨミの渾身の球にあわせてくるというのですか。

見事に読みきって、あわせてきた打球はあわやヒット、得点に繋がろうというところ。しかし、野球は9人でやるもの。彩がしっかり捕球して、ここでゲッツー。2アウトに繋げたというのですから、いやあ、冷や冷やからの大快挙、ほんと読み手のテンションも乱高下するってもんですよ。

さらにここから、最後の打者、實松がその本領を見せてくる。代打を出されないということは、實松が実力者であるという証拠。強打者を相手に、さらに伸びてくるヨミを相手にどこまで食い下がるのだろう。空振りにファールと、2ストライクに追い込まれた状況で、ヨミの強直球。この勝負、まさか外野まで運ばれてしまうなんて、ここでまた冷や冷やでした。

野球はチームで戦うものだということを、これでもかと思い知らされたような試合運び。また、勝ち負けは本当にぎりぎりの鍔迫り合い、ほんの少しの傾きでその行方が変わる。試合終了後の椿峰の会話。今日の試合、10回やれば何回勝てるか。少なくとも半分という、その見立てには嘘も驕りもないのでしょう。データ重視の彼女たちには、新越谷がまさに実力伯仲した相手であったことが見えている。それだけに、勝ちを逃した椿峰。勝ちを得た新越谷。その分かれ目、勝負の厳しさというものを実感せずにはおられなかったのでした。

しかし、勝負はこれで終わらないからまた怖い。ぎりぎりで掴み取った一戦。これが終われば、もう気持ちは次の相手へと移り、それは柳川大川越か深谷東方か、その勝負の行方に目を向けていくこととなる。

どちらと当たっても再戦。強豪校同士の戦い。これもまた肝を冷やさせる試合となりそうな予感。そしてその勝者が次に新越谷と戦うことになる。ああ、緊張が続きますね。

『しゅがー・みーつ・がーる!』

夜の展望台、美都の呼び出しを受けた甘那は、なにを話そうというのでしょうか。緊張をともに美都の言葉を待てば、まず最初に秘密を盛らしたことへのお詫びときましたか! なんとまあ、礼儀正しいお嬢さん。しかも甘那は、美都、渚から事前に報告受けてるというの、まさしく驚天動地の急展開!? でも、それでも美都のことを自分の友人たちは受け入れてくれるという信頼がある。これはすばらしいことだなって思わないではおられませんでした。

そして話題は本題へ。唐突に進路について切り出した美都。これはすなわち美都と甘那は卒業したら別れ別れになるという事実を突きつけて、甘那と過ごした楽しく素敵な時間、それが有限であること、そう遠くないうちに終わる、このつらい現実に苦しんでいるという告白に他ならなかった。しかし諦めることなんてできない。甘那ともっと一緒に過ごしたい。

自分の思いをはっきりと言葉にして伝える美都のいじらしくも切実、真摯であることよ。たとえ家に縛られる自分であったとしても、隣にいる人、甘那だけは譲るつもりはない。甘那こそが自分の決めた相手。その強い気持ちは、したたかに私の感情を打って、これが響かないなんてこと、ありえないでしょう。

だからこそ甘那の答えも、誰の目からもはっきりと変わりはじめたふたりの関係も、私の心を揺らし続けるのでした。

2026年4月24日金曜日

『まんがタイムきららフォワード』2026年6月号

 『まんがタイムきららフォワード』2026年6月号、発売されました。表紙は『氷舞のアウフギーサー』。サウナにて、力強く、そして華々しく、タオルを振り、回す葵が目を引くイラストです。白のTシャツにジャージという簡素なスタイルが、逆にこの人自身の華やかさとスポーティーさを感じさせる、そんなアクセントになっています。しかしこうしてアウフグースを披露する葵ですが、本編ではまだ全然そんなにきちんとした活動できていないアウフグース部。これは、ちょっとした先取りの情景なのかもですね。

今月は新連載が1本です。

『はれのひけのひ~はんなり女将大内さん~』

5月5日に、すさまじい形相で地面を打ち叩く面々。ここ京都では、こうして菖蒲で地面を打ち無病息災を願う風習があるのです。とはいうものの、自分自身が菖蒲打ちをしたことはなく、また見たことさえもなく、ああ、そういえば以前動画で渾身の菖蒲打ちを披露なさってた方がいらっしゃったなあ、と思い出していた、その人こそがこの漫画の女将、大内常商店の大内枝理子のモデルとなった方。しとやかな和服姿。しかしその雰囲気イメージをものともしない全身全霊の菖蒲打ちは、東京からいらしたお嬢さん、日日江萌映をどん引きさせ、さらには関東からの観光客をも当惑させる。

けれど、女将枝理子の説明を聞けば、その由来も意味もしっかり伝わり、さらには体験してみれば、さっきまでの印象もがらりと変わる。なんだかすっかり楽しくなって、思いがけない旅の思い出になったというのです。

端午の節句といえば京都ではちまき。そうか、あれ、関西独特のものなんか。でも中華風ちまきは551で売っとるよ。ともあれ、菖蒲にしてもちまきにしても、由来があって、意味がある。そうした行事を大切に受け継いでいこうとする。それが枝理子の活動の肝だというのですね。

今回の菖蒲打ちも、体験会、菖蒲打ち大会に参加者募って、そして萌映もそうしたうちのひとり。でも、なにかしら目的やなにかを持ってる人たちばかり。なのに自分はこれというなにかを持っていない。落ち込む萌映に、それでもいいという枝理子。ゆっくりでいい。忙しない生き方を求めてもいい。それを許すのが京都という街だという。

そのゆっくり進んでいこうという萌映の京都暮らし。知らないこともいっぱい。でもそれを知っていく過程で、萌映も変わっていくのかもしれませんね。

変わらない。そう思いがちだけれど、それでも変わっていく。あらゆるものが流れ去ってしまう。それを知る私たちだからこそ、少しでも残せるものは残し、偲べるものは偲ぼうと思うのかもしれないと、またひとつしんみりと思う機会をいただきました。

『氷舞のアウフギーサー』

これは脅迫というのではないのですか!? いや、違うか、部の発足に向けて部員獲得を目指すアウフグース部員たち。そんな彼女たちにとって僥倖? 謎のノートが天啓のように落ちてきたというのです。

素敵な詩のつづられたノート。葵に清香は、一目見て言葉を失い、しかし雲雀だけは前向きにしてきらきらとした目で、持ち主探しをしようとする。その心は、この才能が欲しいから。

葵と清香の心の声、全然欲しない、が最高だったと思う。このコマに心奪われてしまったことをここに告白します。

ともあれ、誰にも中身を知られないようにして、持ち主に届ける策が当たりました。アウフグース部部室まできてくれたお嬢さん。ちょっと不良ぽいといわれてるその子、篠原紗英に過酷な尋問が行われる! このノートには人の尊厳がかかっている。持ち主にしか渡せない。

ゆえにノートにつづられた一節を聞かせて、その続きを答えさせる。その過酷な責め苦は、紗英にして持ち主であることを自白させ、しかし関係は最悪にまで悪化!? と思ったら、雲雀の心からの賞賛が紗英の心を溶かす!

ああ、いい話でした。アウフギーサーがアイドルかどうかはようわからんですけど、とにかく紗英という逸材を迎えるにいたったアウフグース部。かくして部としてのスタートを切ることがかなってめでたしめでたしでした。

しかし、アイドルを夢見ながら、体力からっきしの紗英さん。いけません! それではいけませんよ! アイドルには、それこそ崖すらを登りきる、それくらいの体力が要求されるんですよ!

2026年4月23日木曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2026年4月22日水曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2026年4月21日火曜日

『まんがタイムきららMAX』2026年6月号

 『まんがタイムきららMAX』2026年6月号、昨日の続きです。

『プロジェクト・ユリフォーミング!』

マツバの乱心が収まって、めでたしめでたしかと思ったらまたもや地球の危機? いや、今度は地球ではなくリリーの危機の模様です。帰星したマツバが報告した、リリーの研究対象である「百合」物件。それが父の逆鱗に触れた。

即刻リリーを呼び戻すよう命じられたマツバは、地球に帰還。その頃、地球ではリリーのさよならパーティが開かれていたのでした。

とまあ、わりかし円満決着しそうな流れなんですけど、リリーはそうはいってられない。帰ったら怒られる。当たり前だけどこわい。さらには自分のライフワーク、百合の探求が続けられない! なんとか帰星を逃れようとするリリーだけど、その過程でマドンナとのラブイベントが発生してしまったり、さらにはリリーを探すイオリとルナもラブイベントに突入していたりと、なんだろう、驚くべき進展を見せていますよ。

というのも、次回で最終回! なんですと!? 終わっちまうんですかい!? かくしてマツバのもとに引き出されたリリーは泣く泣く帰星することとなり、さらにはスパイであるマドンナも連行。かくして愛しあうふたりは地球を離れ、裁きの場へと引き出されるのでありました!

そういう理解でいいんですか?

でも、なんだかんだリリーは戻ってきそうな気がするし、マドンナとリリーの恋も成就しそうな気がする。となれば、いかなる過程を経てそうなるのか。ええ、見事マドンナ、リリー。さらにはイオリ、ルナのカップル成就。見せていただきたいものであります。

『ななどなどなど』

いつか訪れる別れ。卒業し、それぞれの進路に向かう友人たちを思うと、胸が張り裂けそうになるななど? 小町ちゃんのためといい、るる、萌に地元愛を説く日々が続いています。それも、ふたりにここに残ってほしいがため。聞けば、ななどのわがままではない模様? 自分のボディが寿命を迎えるにあたり、新ボディへの換装まで不在となるとの由。その間、小町をひとりにしていられないと、るると萌に残ってほしい。

でも、小町はわりと平気そう。対しるるに萌は小町のこと心底心配するものの、だからといってそうした理由で進路を曲げることもできない。毅然としたふたりの態度に、ななど、心情ぽろりと垣間見せるんですね。

ああ、小町がななどを諭すじゃありませんか。ななどの気持ちはどうなのか。小町のためといってるななどだけど、ほんとはそうじゃない、小町のこと以上に自分のさみしさ、離れがたさに突き動かされたななど。その気持ちをはっきりと皆に告げて、それでようやく落ち着けたのですね。

とはいえ、卒業まではまだまだ時間がありますよ。その時間をいかに大切に楽しむのか。その様子を我々が知ることはかないませんが、というか、次回最終回!

ということで、ここからどう決着するのか。ほんと、どんなラストを迎えるのか、皆目わからんですよ、この状況。

2026年4月20日月曜日

『まんがタイムきららMAX』2026年6月号

 『まんがタイムきららMAX』2026年6月号、昨日の続きです。

『エイティエイトを2でわって』

めずらしい。今回はさゆゆのひとりがたり回ですよ。ゆずにお呼ばれしたからと、水着にパジャマを新調したさゆゆ。お友達と過ごす夏休み。お泊りも楽しみでしかたないというこの子の高揚感が見てとれて、とてもいいんですね。

そしてピアノの作曲活動も続けています。だんだんと活躍の場が増えてきている。さらに活動の裾野を広げるにはどうしようか。前向き! 戦略的! 結構アグレッシブなさゆゆの側面が見えるのもおもしろい回でした。

そして連弾曲へのチャレンジ。弾くのではなく作る方ですね。4手ならではの響きの厚み。表現への関心と、4手ならではの難しさ。以前、美弦と奏もプリモとセコンドが入れ替わる曲を弾いたりしていましたが、パート、手が交差するとかもわりとよくある。とはいえ、さゆゆが危惧するように、手がぶつかるようだといけない。ましてや同じキーを叩くとかね、やはりいろいろ難しさがあるっていうんですね。

こうしたひとり問答に、なぜか脳内美弦が介入してくるさゆゆの世界観。これ、よっぽど美弦が好きなんだね!? いや、本当か? 美弦のアグレッシブに絡んでくる、あの行動あっての刷り込みではないのか?

そして最後にさゆゆが思い描いた美弦と奏の斬新連弾。ピアノを離れ踊り出した美弦が、ラストにピアノにズバーン! って、ピアノの底抜けてない? パクリだというのは、カーゲルのあれですか? あるいは内部奏法の一種? 実際こういうのもあるのかしらと、そうしたこといろいろ思うこの描写。なんかおもしろかったのですが、この曲、美弦はともかく、奏は敬遠しそうな気がします。

『ゲームセンターのこころ』

なつとハル。ふたりの生活の情景を垣間見るような今回。仕事が終わればとっとと帰りたいハルがですよ、せっせと閉店作業してたのに、なつが頼まれていた仕事を思い出した! 今日中にやっておいてといわれた作業があったんだった! かくして帰りは遅くなるのですが、それでもなんとか早帰りしたいハルがむしろ清々しいですね。ええ、私も断然ハルタイプ。1分1秒でも職場には残りたくない人間なのです。

でも、ハルはなつと一緒に帰りたい理由がある。というのは送迎ですね。ハル、車の免許をとってない。いや、免許とっても、乗らず名目だけになるってこともあるからなあ。ハルはきっとそういうタイプだと思う。ええ、私がそういうタイプです。

車に乗れないハル、なつと一緒に帰らなければ足がない。はやく帰りたいという気持ちが強すぎて、仕事が残ってるなつをあんまりに急かしたもんだから、ハルのこと両親同様追い出すかもね、なんていじわるいわれちゃって、ああ、ハルさん、絶体絶命だ。

そこからのハルの狼狽。なつに取り入ろうと仕事手伝おうとしてみたりするんですが、見事に空回り。さらには邪魔しちゃう始末で、いよいよ追い出されると凹みまくるハルです。そんなハルのこと、大好きなカレー作ろうかなって甘やかしてくれるなつ、ほんといい子ですよね。

今回は、ハルがなつに甘える回でした。駄々こねて、困らせて、でも一緒に料理なんてして、なつがいつもがんばってくれてることあらためて認識して、ちょっと反省もしたみたいですよ。

ハルを家から追い出したご両親。そばになつがいてくれたら安心ですね。こうしていろいろ学んで成長していくんだと思う。とはいえ、ハル、ただ便利だから、楽だからなつといるんじゃなく、なつのこと大好きすぎるきらいもありますよね。楽が好き、面倒が嫌い、でもなつと一緒ならがんばれそう。そんなハルなつの関係性。ちょっと前進、変化したみたいですね。

2026年4月19日日曜日

『まんがタイムきららMAX』2026年6月号

 『まんがタイムきららMAX』2026年6月号、昨日の続きです。

『魔法柴犬★はなまる』

自尊心を打ち砕かれ、弱々になってしまったクインス。いやはや、これは許されざることですよ? 親切心からクインスを助けてくれた瑠夏をですよ、魔法でもっていいなりにして、魔法少女の情報を聞き出そうだなんていうんです。ああ、なんという恩知らずでしょう。でも、これこそがニャンダーズ。

とはいえ、ちょっと気になる描写もあるんですね。瑠夏のこと、ポメルンたちが弱味でも握って脅してるんだろうとかいってるところ。なるほど、ニャンダーズからすれば魔法少女陣営こそが悪逆非道というわけなのか。とはいえ、今回のエピソードでやってることといったら、クインスの方が悪い。いやはや大変なことになりました。

ニャンダーズの魔力を察知して駆けつけてきたはなまるたち。保健室に飛び込めば、そこには倒れた瑠夏と、瑠夏に馬乗りになっているクインスの姿。よからぬことがなされていたと思しき状況に、愛莉さんはショート寸前!? ともあれ、パグコの機転、はなまるパワーで瑠夏の意識を回復させることに成功。となれば、あとはクインスの成敗。

というわけで、パグコのバリアに閉じ込められて爆破されるクインスですが、大丈夫なんかな。閉所での爆発はより以上に威力が増すけど……。

でもって、次号へのアオリがまたひどい! マジカル拷問、開始? って、マジカル拷問ってなんですの!? ほんと、魔法少女陣営、正義や愛のもとで動いてるんじゃないんですか?

『アイドルビーバック!』

あんじゅはすごいな。門前払い食らってるというのに、椿の危機となれば黙っていない! というか、なにを言い出そうというのか。この家を新しい事務所にするですって!? けんもほろろに追い返す母上を見て、なおこの発案力。こわいものないんですか、あんじゅさんは。いやもう、すごい打開を見せてくれました。

とりあえず、家には通してもらえました。ただし5分の約束で。でも、そんな約束あっという間に反故!? お腹をすかせたじうじう。冷蔵庫にはなにもない。このシチュエーションから導き出されるものは、ずばりオムカレーパーティ! ってマジかよ! 椿のお母さん、言葉もありませんやん。

でも娘の言葉に、しぶしぶ? 承諾する椿母です。でもって、調理中にあんじゅが歌うは娘椿の作った曲。その楽しそうな曲調に、娘の変化を感じた母は、すこし態度を軟化させました? いやわからん。でもね、あんじゅのフルスロットルについていけないながらも、娘の見せる表情、そこに思うところあり。なんとか受け入れてくれた模様です。

で、このお母さんがアイビバのファンになるまであと何話!? やっぱり娘がそうであるように、お母さんも熱狂的なファンになったりする? なったらいいな。なんせ、椿の父と結ばれた人よ。きっと、なにかしらの変化が母上にもあるんじゃないかと期待しちゃうんですよね。

『きみとボドゲが作りたい!』

めでたくボドゲ甲子園の予想を通過し、さらなる企画のブラッシュアップを図るボドゲ部員たち。3つのお題から選んだマーダーミステリーを作るはいいけれど、方向性が決まらず難航中。なんとかしようと思いながらも、雲野つきはまた違った問題を抱えていて、それはながらく一緒にいてくれた脳内友達が消えてしまったということ。

いったいどこにいったのだろう。あちこち探してはみるもの、一向にその足取りは掴めず、気もそぞろ、ひとり校内をさまようのでありました。

はいいけど、部室を追い出された理由、嘘とはいえミステリーのネタバレ行為は死刑ですよ!? ほんとらずぴが怒るのも当然です。

さて、つきの前に現れた会長。ボドゲ甲子園のこと知ってくれていて、そしてここからの会話。いなくなってしまった脳内友達の失踪を題材にしたつきの即興マダミスを会長に遊んでもらう。質疑応答を繰り返すその果てに、問題の答が明らかになるその流れ、とてもよかったと思う。つきは薄々でも気づいていたのかな? つきにリアルの友達ができた。脳内友達は自分たちの役割りは終わったと、つきとお別れしたのですね。

さらに重ねての会長からの質問。脳内友達がいなくなって困っていないか。つきの答は、困っていない。でも、寂しいという、そこにこの子の思いが溢れて、つきという子の心情、人となり、よくよく感じられた。そしてかつていたはずの大切な人のこと。それは会長だったりするのかな。でも、つきはその人のことまるで覚えていなくって、それが重荷になっている。

そのつきの心を、会長の手の温かさが救ってくれた。ああ、ここになにか思い出されたり、あるいはさらなる進展変化などあったりするといいのにな、と思ったところに、まさかの展開。自分たちの作るボドゲの手がかりが思い浮かんだ!

ここにいたるまでの流れ、すごくよかったと思う。流れに加え、つきの心の変化と情の深さの感じられる、とても美しい、そんなエピソードでありました。

2026年4月18日土曜日

『まんがタイムきららMAX』2026年6月号

 『まんがタイムきららMAX』2026年6月号、昨日の続きです。

『セーラー服と関西弁』

ミナミから箕面に通ってる女子高生。日本橋でバイトした後、まつり、楼蘭と待ちあわせ、ってことはキタあたりで落ちあうのかな? ともあれ、道行く薫が見かけた気になる人。それはまち代先生。喫茶店で暇でも潰してるのか、その姿見て即相席に入るっていうんだから、たいした懐きようであります。しかもまつり、楼蘭まで召喚。かくして先生は課外にても生徒と交流。しかもなんか嬉しそうなラストにこっちまで楽しくなってくるんですよ。

その前に、かわいい薫のかわいい姿が見られて祝着。頼んだスイーツにおいしくなるおまじないをしてと、無茶ぶりするまつりですよ。あれがめっちゃかわいいと、楼蘭からも好評。めるるも褒めてたと、ほんと、薫さん、いい表情見せてくださいました。

で、続いて先生も! ええ、いい表情見せてくださいました。

『子供部屋ドラゴン』

しめしあわせたわけでもないのに、皆で銭湯ですよ。ひまりの家の給湯が調子悪くて水しか出なくなった。なのでぎゃおを連れて銭湯にいったら、当然のようにみうとたまもいるっていうんですね。

たまは悪くないよ! みうに連れられてきただけだから! みうは、なぜかしら突然銭湯にいくことを決意した。その理由はなんなのだろう。いやもう、みうさん、結構なあの手この手。ひまりのこと、常時監視なさってるのでしょうか。

今回ね、甘やかされまくってるぎゃおがメインに描かれていますけどもね、終盤にたまがひまりに話したこと。ひまりのことを大事に思っている。その感情の発露がすごく嬉しい! 戦いに明け暮れる人生を送ってきたために、この感情がなにかはわからない。それでも、ひまりへの気持ちを余さず伝えようとしたその真っ直ぐさはとてもよい。さらにひまりからも、たまのこと大事に思ってるといってもらえて、そしてひまりを名で呼ぶときのたまの表情よ。

いつになくやわらいだその表情から伝わってくる慈しみの感情。たまはこの世界にきて、ひまりに会えて、本当によかったですね。だからこそ、目の前で繰り広げられるぎゃおの行状には我慢がならぬ! とはいえ、銭湯で龍殺剣を呼ぶのはやめてあげて! あきらかにオーバーキルよ!

しかしひまりさん、罪作り。みう、ぎゃおにとどまらずたまの心までがっちり掴んで、いやもう、この漫画、主人公はひまりなのではと思うほどにこの子が中心で輝いていますよ。って、いや待って、やっぱりひまりが主人公ですのん?

『可愛いはすべてを破壊する』

そのかわいさで崩壊学級の秩序を塗り替える雛川ひよ。転校初日で負傷者3名、ドア1枚。さて、その翌日の様子はというと、あいもかわらず破壊のかぎりを尽しています。

一度ひなに負けたら、もう逆転は望めないの? クラスで怖れられる山門さんはひよの涙目にインスタント陥落。ひねてるユユさんは、かわいいかみかみご挨拶に、天地が引っくり返る始末。

さて、今日のターゲットは、こんな崩壊クラスでひとり勉学に打ち込む真面目そうなお嬢さん。ユユのお友達!? そう思ったひよに接近されたその子。お友達の輪にいれてくださいと懇願されるも、学校には友達なんていない。出席日数と卒業資格だけが目的というのだけど、ひよの言葉に気持ちも揺らぐ。ひよと自分がともだちとして並び立っているその様子を想像しては、いやいや自分はクラスメイトに名前も覚えられていない程度の人間。希望、期待を自ら打ち消しちゃうんですね。

でもね、ひよがですよ、わざわざクラス名簿もらってきて、自分の名前を確かめてくれていた。その子、小石倉こと子は、ひよから名前で呼んでもらえて、ああ、世界の色が塗り替えられたがようですよ。そしてひよの名を覚えんがために黒板にその名を書こうとして、うっかり、小石倉ひよなんて書いちゃったもんだから、私たち結婚しちゃいましたねっ!

ああ、こと子さんの新たな扉が開いてしまいましたよ!? というか、友達どころか、恋人すらもすっとばして婦〜婦!? ともあれ、ここにこと子はひよとの友達の縁を結んで、ああ、ナイスカップルです! というか、さりげにライバルから引き離そうとなさってる!? どうなんでしょうね。こと子さん、よくばりさんですか? いいことですよ。

2026年4月17日金曜日

『まんがタイムきららMAX』2026年6月号

 『まんがタイムきららMAX』2026年6月号、発売されました。表紙は『夢路あかりと魔法の本』。ランタン掲げた志帆とメイが、蔦の絡まる建物、重そうな木の扉押し開けてこちらを覗き込んでくる情景です。謎の世界にて冒険を続ける彼女たちですが、ある日、ある時、扉の向こうがこちら側、わたしたちの世界に繋がっていたとでもいうのでしょうか? 突然の地続き感に、はっと驚く親近感なのであります。

今月は新規ゲストが1本です。

『裏社会デビルズ』

怠惰な悪魔、デビコ・デビルゥは働きたくない、悪いことしたくない。って、わかる! 平和な暮らし、かわりばえのしない日常にこそ訪れる平穏がある。しかし魔界ってのは暇なのか、余裕があるのか、デビコの隠遁暮らし、田舎のスローライフに魔王自ら突撃してくるっていうんですか。

働かない悪魔は魔界から追放。いや、怠惰は悪魔にとって特筆される長所じゃないんですか!? ともあれ、人間の世界に追い遣られることになったデビコ。魔王の干渉あってこそか、あるいはたまたまの縁だったのか、人間界にて悪魔デビコを召喚しようとするものがいたというのです。

悪徳極まりし黒衣のシスター、渾沌を望みしマリアがおっさんを生贄に悪魔を呼び出し、世界に波乱を巻き起こそうとしている!

しかし、出てきたのがデビコでしょう? 生贄のおっさん、暴力団の組長の怒りをかわすべく、スローライフの望みを叶え、さらにはホストに搾取される憐れな女性の借金を肩代わり!

いや、踏み倒そうよ! といいたいけど、悪事に消極的なデビコにそれはできないのか。かくして悪徳ホストに値踏みされるデビコにマリア。まさしくピンチといった状況で、デビコ、ホストの美形になりたいという望みを叶えて借金はチャラに!

悪事という点では問題ありありだけど、人の望みを叶えて生き抜くということにかけては、わりかし優秀なのでは、デビコ? でもこのままでは魔界には帰れない。さあ、デビコ、いかにして生き抜くのか。どうせなら善行を積みまくって、堕天ならぬ昇天なさいまし。

『わたしにプールは狭すぎた!』

しずくぬいがないと泳げなかった。小波の秘密がしおばあにバレて、まあそうですよね、場合によっては大きな事故になってたかもしれんのですから、当然のことくキツくしかられて、かくしてしずくにごんちゃんも伴って、おしおきの海の家送りとなったのでありました。

海の家では、しずくのいとこ天野じゅんが待ち受けて、しかし優しそうなお姉さんではありませんか。でもいろいろこじらせている。わりかしギリギリなメイドアレンジ水着を3人に着せて、海の家にて給仕をさせる。さらにはなにも知らないうぶなしずくに、萌え萌えきゅんなんてことやらせる。もちろん小波にも伝授されていて、ああ、小波さんは恥じらいを知ってるから、しずくみたいにのびのびできないんだなあ。

さて、今回、カオスな萌え萌え回かと思ったら、年若いいとこ、しずくのことを心配するじゅんの情など見えてよかったですね。フィジカルモンスター、しずくの泳ぎについてこれる友達がいなくって、このところずっとひとり、寂しそうにしていた。それが小波が一緒に泳ぐとなってからすっかり変わって、毎日が楽しそう。そんなこと聞かされて、小波もちょっとまんざらではなさそうですよ?

と、さらにここにごんちゃんがOWSに挑戦するっていうんですからね。ああ、これは嬉しいね。友達と一緒になにかできる。一緒にがんばれる。それは本当にしあわせなことだと思う。よりもっと楽しくなるしずくの毎日。その喜びをわかちあえる友達、仲間がもうふたりもいるんですよ!

『ぬるめた』

こごめに呼ばれてお家を訪れたしゆき。出会って即抱きついていくっていうのですが、部屋には見知らぬ人物、坂本ハルなる人物が! これは、これは! 人見知りのしゆきにとっては大ピンチ。いかにこの状況を乗り切るか。悪いことにこごめが母に呼ばれて不在に! かくして部屋には見知らぬハルとふたりきり。この逆境をいかにしてやりすごすのか、しゆきよ!

この子、会話デッキとか、そういうの考えちゃうタイプなんですね。だからこそ知らない相手となるととっかかりがなくなって手も足も出なくなる。って、こういう場合はふたりの共通項こごめについて話せばいいんだよ! なのに相手の趣味で話そうとか思うから、野球観戦とかいわれて戸惑ってしまう。そうなったら、野球観戦について語らせればいいんだよ! 自分はしゃべらず聞き役に徹するぐらいでいいんだよ!

でも、それができないのがしゆきなんでしょうね。

それでも結局話題はハルとこごめの出会いなんぞに着地して、いい傾向ではありませんか。それで、それでいいんですよ、しゆきさん! とか思ったら、ハルとこごめは会話デッキとか共通項とかじゃなく仲よくなってるんだ、ってことは親友じゃんとかいって、自分で勝手に自分を排斥しちゃってね、でも、ハルはそれ以上の手練でしたか! しゆきに、シューちゃんなんてかわいいあだ名をつけちゃって、敵愾心はどうしたしゆきよ、即陥落じゃん!

かくしてしゆきに新しい友達ができました。よかったね!

2026年4月16日木曜日

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2026年4月15日水曜日

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