『押しかけギャルの中村さん』、第67話、第68話を読みました。
『押しかけギャルの中村さん』
中村さんのパパ、ついにリストラ!? って、中村さん、無茶な誤解するなあ! 平日の昼間っからポツンとひとり、桜の木の下に座り込んでいるのが誤解の原因だったのですが、花見の場所とりをしてただけ! ちゃんとママさんも遅れてやってきて、って、うわー、ママさんめちゃくちゃかわいいよなあ。自分的には娘超えてる。この漫画のトップ・オブ・ザ・トップですよ。静かにパパさんに嫉妬です。
さて、秋山も加えての家族でお花見。まあ、いずれ家族水入らずになりそうな予感もするわけですが! お酒に酔ったパパさんと、お酒に酔った娘さん。どたばたわあわあ大騒ぎしちゃいましてね、でもってイチャつく両親を前にして、秋山のこと大好き発言からの頬擦り!
いくらなんでもバレたのでは? あの鈍いもしくは慎重な秋山にもカリンの気持ち通じたのでは!?
ふたりの帰り道。すごくいい雰囲気だったんですね。気を許した秋山が、寝ていると思ってカリンに好きですよと告白ですよ。
いくらなんでもいけたのでは!? さすがのカリンさんにも秋山の気持ち通じたのでは!?
なのにね、カリンったら酔ってるふりしちゃってさ、さらにはこのシーンを夢にて反芻する際に、秋山とのキス未遂なんてかたちに記憶改変されちゃいましてね、めちゃくちゃ意識しちゃうわけですけどさ、この微妙な雰囲気が、ママさんを褒める秋山相手に嫉妬爆発! 全力でお弁当つくっちゃうとかさ、どんだけかわいいんだ、カリンさん!
着実にというべきか、間違いなく仲を深めていっているんですよ、カリンさん。でもあんまりその自覚がないんですよね。あるいは、確信がないと動けない、そんな慎重さ、あるいは気弱さがある。対し、榎本、岡崎のほうは、わりと自覚的ですよね。相手に向ける好意も、向けられるそれも、互いにしっかり理解し実感している。こうした対照的な恋のステップが描かれるのは、なるほど、不器用で幼くも感じられる秋山とカリンの関係に光を当ててくれるように感じます。
そしてカリンさん、また選択肢を誤った! 秋山に花見の夜のこと聞くときに、私のこと好きっていった? じゃなく、チューしようとした? って聞いちゃったあ!
酔ってる人にそんなことしないと断言する秋山さん! 素敵な倫理観! ええ、秋山さんはシラフの相手としかキスしないんですよ! 後藤氏とか!
もう少し話をできたら結果は違いましたよね。でも突然の電話に話が遮られて、カリンは好きといってもらえたことも夢なのではないかと思いはじめて、ああ、こんなにももどかしい! でもね、秋山がカリンのこと、憎からず思っていることだけは疑ってあげないでくださいましよ! ほんと、カリンさん、あなたは好意を向けられているし、それに値する素敵な女の子なんですよ!