2019年11月3日日曜日

『まんがタイムきららキャラット』2019年12月号

『まんがタイムきららキャラット』2019年12月号、一昨日の続きです。

『精霊さまの難儀な日常』。皆で花火大会にいくというのですが、浴衣のくだり、サラがまたおかしな情報に振り回されていたり、そしてともりが知識だけだと駄目だということ体現していたり、こういう日常情景とでもいいましょうか、楽しく読みました。ルカのサラに褒めてもらいたがるところとか、サラのいう銅というの、炎色反応ですね、それがまったく通じなかったりするのも面白かったのだけど、ああ、これ、最後の場面、サラとともり、ふたりの関係を描こうというところにかかってくるのですね。降りはじめた雨。強くなったら花火は中止になるかも知れない。それを聞いてひとりなんとかしようとするサラと、そんな彼女の思いを察して、苦手な暗い道もひたすら超えて駆け付けるともり。このふたり、本当に感動的で、ああ、そこにあの大ゴマ、一気に心を持っていかれました。そして炎色反応。赤は優しい精霊さんの色。もう、ぐっとくる瞬間でした。

『先パイがお呼びです!』。ああ、終わってしまうのかあ。その直前の回、マヨの下駄箱に入っていた手紙ですよ。いたずら? と思ったらきなこ先輩からのもの。なにかと思っていってみれば、ただレターセットを使ってみたかっただけ? でも告白? そのたびに気持ちがいったりきたりするマヨが可愛くて、けどその告白というの、マヨを呼ぶための笛をなくしちゃったって、その話する時のきなこのマヨに対する気持ちのかいまみえるかのように思えるところ。それを受けたマヨの心の動き。とてもよかったんですね。言葉によって表現されること、言葉によらず描かれること、そのどちらもが雄弁と感じる。ついやされる言葉よりもずっとおしゃべりなふたり。そんな様子がとてもチャーミングでよいのです。

『あやしびと』。体力テストで勝ち負け競おう。みぞれに誘われてほいほい乗ってしまうアヤ。いやいや、まずくない? だって、いろいろ人智を超えた能力持ってる妖人たちと競うっていうんだよ? いくらなんでも勝ち目なくない? そう思っていたら、案の定だよ、初っ端からみぞれ遠投82メートル。さらにカバネも能力見せつけて、立ち幅跳びで砂場を飛び越えてくるってんだから、こりゃあ勝ち目ないよね。と思ったら、カバネ、故障してるじゃん! これ、アヤひとり負けじゃないのかな、とか思ってたら、上体起こしとか反復横飛びみたいなのだと普通に勝っちゃうんだ。こいつはわからなくなってきたな。ほんと、やりすぎて途中リタイアするとか、みぞれ、なにやってるんだ。これ、勝負以前に体力測定だから。ぶったおれるほどやらないでいいんだよ! そして最後は持久走。へろへろのカバネと伴走するアヤ。アヤがカバネのこと気にしてるのかな? 無茶しすぎたカバネを心配しているみたいな感じでね、ええ、これ、実際そのとおりだったみたい。みぞれが、こうしたアヤの気づかい、わかってくれてたのよかった。勝ったからと、カバネに調べ物につきあってとお願いするところ、カバネの反応も本当によくて、皆、仲良くなってるんだって、すっかり友達だなって、こういうところ嬉しく思いながら読みましたよ。

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