2016年7月30日土曜日

『まんがタイムきららキャラット』2016年9月号

『まんがタイムきららキャラット』2016年9月号、一昨日の続きです。

『ジューンフレンド』は調理実習。そうそうあきらめかけてるはるですが、うまい具合にその人となりを知らせることができたようで、でもそれまでがどうにも大変で、上林あみは敵対的だし、森下みさはおびえてしまってるしで、いきなり落ち込んじゃってね、はる、ほんとお気の毒です。この班で料理ができるのははるひとり。皆が難しい料理を敬遠して、結果はるがひとりぼっちにされてって、またも落ち込む。はじめて包丁を使うみさ、って、これまでの調理実習、どうやって乗り切ってきたの!? ともあれ、意外や上手で、はる、ほめまくり。うん、悪くない感じじゃん! だんだん打ち解けてきてますよ! 距離はあるけど。あみからもね、好意的な感想いただけて、ほんと、一緒に料理して、仲良くなれましたね。ええ、泣くほどの大戦果。ゆずきは残念だったけど、はる、とてもよかったです。

『アニマエール!』は宇希をチア部に引き込みますよ。そういってこはね、いろいろ頑張ってるんだけど、どうにもはかばかしくなくって、いやね、こはね、この子、説得役とか向かないタイプだ! 情熱はわかるんだけど、それが共感を引き起こさない。制服をチアのユニフォームにすりかえたりね、強引すぎて強引すぎて、ほんと、情熱の子だなあ。あ、弁当、食べちゃったの……。宇希攻略にひづめが協力してくれるのがよかったですよね。チアを宇希に見せる! っていうんですが、あの屋上にひとり待ち構えてるひづめ、確かにこれ宇希じゃなくても狼狽するなあ。しかも問答無用で開始とか、この流れ、強引というかマイペースすぎというか、ほんとおかしくって、ちょっとベクトルが違うだけでひづめもこはねに似てるのかもなあ。そして宇希、陥落。ひづめと宇希の会話がおかしかった。そして短いスカートに抵抗のある宇希。じゃあズボンにしますか。そういうひづめに無言で答える宇希がとてもよかったです。

『トモダチヅクリ』は、いきなり静が傘をひっくりかえしてくる。ああ、スイングするとそうなりますよね。って、小学生男子か、きみ! 雨の日の登校。ああー、ちょっと憂鬱ですよね。衣替えで今年最初の夏服、それがいきなりびしょ濡れになって、車にはねかけられた水を一身に受けて麻乃を守ることになった静。うん、あの表情、菩薩のようです。学校についてジャージに着替えた静。ひとりジャージで浮いてたっていってダメージ受けてるんですが、そこでのね、アイツ衣替えの意味間違ってる! とかいわれてるって想像力、負の想像力? これがこの子というべきでしょうか、実にいいですね。帰りにね、ついに傘を壊してしまった静。もう、アホやな、この子。結果的に麻乃と相合傘になって、接近しすぎてみたり、えらい顔されてみたりで落ち込んでみたり、けど最後には嬉しそうになってみたりと、この感情の右往左往。すごく微笑ましい。ちょっと不器用なふたりの関係、見ていてしみじみとよさ感じます。

『疾風ういんどみる!』、聖風女学院と練習試合することになりました。それを先生にいったら、えらい驚かれて、しかも、そんな強豪チームがあなた達を相手にするわけ無いでしょう!! ひどいいわれようです! そうかあ、なるほど、それくらいのレベル差がある相手だっていうわけですね。これから特訓しますよ。マーク目掛けて走って、折り返して戻ってくるという競技。疾天先輩から教えてもらいながら船を走らせるふうこ。まだなにもわからないふうこだけど、いろいろに感動して、じたばた頑張ってる姿、頼りないというか、初心者だから仕方ないというか、なんですが、この喜怒哀楽の豊かさがね、すごく魅力的に映る。ええ、とても画面に映えるお嬢さんだと思います。ああ、そうそう、つむじさんですよ。この子、しびれるほど辛辣! ですね。

  • 『まんがタイムきららキャラット』第12巻第9号(2016年9月号)

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