2016年5月3日火曜日

『まんがタウン』2016年6月号

『まんがタウン』2016年6月号、発売されています。今月は2日発売だったんですね。表紙は『新クレヨンしんちゃん』からぶりぶりざえもんがメインです。今月から私が主役だなんていってて、これ即座にしんのすけに否定されてますけど、あやうく信用してしまうところでした。いや、映画のからみでそうなのかな、なんて思ったんですね。『野原ひろし 昼メシの流儀』のカットもございます。『夢からさめても』、『ど先端ナース』、『ちょい能力少女あゆむ』の最終回告知カット、『ほぼほぼ商店』の新連載告知カットもございます。

『ほぼほぼ商店』、新連載です。今回は夫婦もの。父から金物店を継ぎまして、夫、太朗はその店にてファンタジー道具を商って、妻はというと、同じ店にてあこがれのおしゃれな雑貨屋を開くという、このちぐはぐ。というか、妻はわかるよ? むしろ問題は夫で、山羊の頭蓋骨とかメイスとかあるの見えますね。夫曰く隙間産業。けどそれ、需要がないんじゃないかなと妻から冷静なつっこみ受けまして、まあ、そうだよなあ。これが秋葉原とかなら違うのかも知れないけど、普通の商店街じゃ、そうそう求められそうなもんじゃないものなあ。妻コーナーと夫コーナーをわけるのは、もともとの商い、金物であります。息子夫婦による新装開店を祝ってやってきたご近所さんも、台所はかりを買っていこう、と、これは金物になるのかな? いずれにしても、もともと寂れかけていた商店街の、寂れかけていた店。この夫婦の個性の導入、これが吉と出るかどうか、でありますね。先行き暗そうだけど、ふたりが明るいからバランスとれて、いいですね。

『恋するヤンキーガール』は猫の話? それともユズキの話? いや、どうもおばあちゃんの話っぽい。おばあちゃんの気迫、技量に魅了されたユズキ。どうしたらできるのか、聞いたらば、うまいこと口車に乗せられて、家の用事させられて、いや、でも、それでしあわせそうだからいいのか。ナギもですよね、ばあちゃんの口車に乗せられて働かされて、ほんと、ナギはアヤメちゃんのこととなると必死になるんだなあ。ほんと、ついにここまできたんですね。さて、なにやらせてもうまくいかない、そんなナギ。ちょっと落ち込んで、そんなナギをアヤメちゃんがはげましてくれる。けど料理がうまいとか、そういうの、ナギ本人が望んでるものではないようで、ああ、ままならないものでありますよね。ほんと、でも、たとえそうでも、アヤメちゃんはナギのいいところをちゃんとわかっている。それでいい雰囲気になりそうで、ええ、ふたり、ついにここまできましたね。妨害なんかに負けず、つっぱしるんだ! あ、そうそう、アヤメちゃんの普段着、ふたつにわけた髪形も、なんかラフで、可愛いですよね。

『若林くんが寝かせてくれない』、好評なんですか? うん、面白いし、単行本も買ったしで、わかる気がします。ゲストで登場ですよ。保健室にやってきた須住先生。若林くんの話を聞けば睡眠時間がなくなると、適当に流すつもりが、ついつい引き込まれてしまった。なんと、保健室の先生、マリアン先生、昔はガングロギャルだったんだ! ええーっ! 人に歴史あり! そんな来歴、みじんも感じられない! 須住先生のつりこまれてしまう、その瞬間、めちゃくちゃ面白かった。でもって、パラパラ。あー、ありましたね。あっという間にすたれませんでした? 忘れてたつもりのマリアン先生、曲を聞くと体が勝手に動いちゃう。すごいな。おかしいなあ。そして、先生たちの若い頃の話。ああ、カメラ付きケータイとかなかったなあ。ガングロギャルは携帯電話の時代でしたっけ? でもってルーズソックスやらね、いろいろ当時思わせる風物語られて、そして若林くんをギャルにしたらこんな感じ? って、これ可愛いなあ。まいったな。そしてギャル男。ああ、ありましたね。須住先生もそうだった? って、まさかそんなわけあるまい! なんだけど、勝手に想像されちゃうっていうのがおかしくて、やっぱり先生、寝られずじまいでした。

『2年2組のスタジアムガール』は、チアリーダーたちのキャッチフレーズを考えます。なんか歌いながら踊ってたスズをね、皆が見ちゃいまして、なるほどこういうのも悪くないんじゃないか? 野球選手にもニックネームがあるみたいな感じでと、各人のセールスポイントを考えるんだけど、すぐにほいほい出てくるもんじゃない。特にスズのニックネーム、微妙なの連発で、消臭剤? 解説機能付消臭剤? ほんと、スズの個性、微妙な方面に偏ってるというか、ある一点に突出しているというか、選手相手にハイテンションに解説するところとかね、もう、最高で、基本無難で人畜無害そう、おとなしいこの子がこれですからね。しかし、今回はスズのこうしたところ散々扱って、最後にユイが一人勝ち、全部かっさらっていっちゃいましたよ。ほんと、スズちゃん、いじられ損だ!

  • 『まんがタウン』第17巻第6号(2016年6月号)

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