2016年5月27日金曜日

『まんがタイムオリジナル』2016年7月号

『まんがタイムオリジナル』2016年7月号、発売されました。表紙は『ラディカル・ホスピタル』をメインにしまして、これは父の日? 山下さんは帽子被って、ラフな着込なし、って、もしかしてジュリー!? 本格芋焼酎父王ってほんとにあるの? って調べてしまいましたよ。『小森さんは断れない』めぐみはお父さんにネクタイですね。『らいか・デイズ』らいかは、父の肩叩き? と思いきや、これ、肩ですみますでしょうか? ものすごい振り被りですよ。

『コスプレ先生の絵画教室』。先生をモデルにする絵画教室。リクエストに応えるのはいいとして、猫? その仮面が? へー、キャットスーツっていうんだ。これ、ななみが衣装持ちってわけじゃなかったんですね。貸衣裳店を利用している。なるほど、宣伝用モデルをする条件で、無料で借りてるのか。しかし、それであの猫スーツ。すごいよ。顔と体のギャップ! この猫スーツのすごいの、完全に着込めばもう猫そのものっていうところなんですが、か、関節とかどうなってるの!? 最後の躍動感ある猫のポーズ! それを支える黒子のまなが、ほんとシュールで実に面白かったです。

『放課後すずなり倶楽部!』は実にいいですよ。今日は三者面談、というので美亜のお母さんが学校にくるんですが、すげえ! 制服着てきたよ、お母さん! めちゃくちゃ可愛いし! ずるいよ! しかしこのお母さん、見た目は美亜にそっくりだけど、いろいろやらかしてた、ハイテンション女学生だったのか。娘にはとてもいえない。また母を知る先生からも、見た目はそっくり、これで変な性格してたら区別がつかない、って、待って! ええー、お母さん、変な性格なんだ。学生時代を思い出すお母さん。また面談では、美亜の変化も語られて、こうした時間の流れ感じさせられるところ実によかった。そしてねこら部。へー、お母さんの時代はにゃんこ同好会だったんだ。部長によく似た猫がいて、名前は会長。そしてやっぱり猫屋敷さんがいてと、学校の不思議だっていうんですが、ほんと、これ、本当に謎があるんですかね。なんかありそうなんですよね。最後にね、部長にね語りかけるお母さん。あれもよかった。ええ、不思議を自然と受け入れている、そうしたところが素敵だなって思いました。

『みつめるっ!上野さん』は、東京の博物館めぐりですよ。根津さんが上野さんに、仕事以外で美術館や博物館きたことないでしょ、って、するどいつっこみ。ああー、上野さん、実際そうなのか。ということは、この仕事について、博物館、美術館に触れて、知っていっている、その最中なんですね。今回の美術館めぐりも、美術品保護の話。現代アートにまつわるいろいろ。面白くて、ああ、説明文の扱い、これはなるほど納得でした。私、美術館の説明、全部読むんですよ。背景とかもろもろ知りたい気持ちがあるんでしょうね。でも、音楽だと解説読まない。ああ、ベースとなる知識の差もあるのだろうけど、こと美術に関しては、まだ仲介者を必要としているのかもなあって感じさせられました。そして最後に足の疲労。ああ、そうよ、つらいよね。こないだ母と一緒に美術館ふたつはしごしましたけど、もう、へろへろに疲れましたよ。一日二箇所はあきません。

『お隣deごはん』、ゲストです。調理の専門学校に通っているタナカユウくんの部屋に、野菜や魚を持ってきてくれるお隣のメグさん。親戚が送ってきてくれたのをおすそわけ、というんですが、そのかわりにご飯を作ってくださいねっていうんですね。ユウはちょっと迷惑に思いながらも、おいしいと喜んでくれるもんだから、すっかりほだされちゃって、ねえ、君、ちょろいな。この漫画、いろいろ材料を持ってきてくれるメグが、ただご飯をたかっちゃうだけじゃないところがよいなって思いました。あのカレーに一味、スパイス各種がドーンと出てくるところとかね、野菜も魚も、さらには肉も果物も蜂蜜も、なんでもかんでも出てくる。その万能性みたいのがいいんだろうなあ。さらには、持ちつ持たれつ、ユウが風邪をひいた時には看病してくれたりね。それで、お互いにちょっとひかれあってる? みたいなところとかもね、悪くなかったと思いましたよ。

  • 『まんがタイムオリジナル』第35巻第6号(2016年7月号)

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