2015年3月18日水曜日

『まんがタイムきららミラク』2015年5月号

『まんがタイムきららミラク』2015年5月号、一昨日の続きです。

アンネッタの散歩道』はメイヴたち一行がついに汽車に乗り込みますよ。ダブリンへ向かう紳士を頼りにダブリン行きの列車を発見。蒸気機関車に夢中のメイヴがナイスですよ。ほんと、この当時の最先端のテクノロジー。妖精としては異端、けれどその興味には抗えない、そういったところ、ほんと、メイヴの興奮が伝わります。しかしメイヴ、最初に乗り込んだ車輌は一等車。食べ物を探して移動した先は二等車? 三等車? 明らかに違う様子に戸惑うも、ああ、メイヴはこっちの方が好みかあ。にぎやかなのが好きですもんね。そして彼女らダブリンに到着ですよ。ああ、ああ、どうなる。どうなるんだろう。アンネッタと出会うまでには、まだもう少しかかっちゃったりするんでしょうか?

『まわりの天秤』、法律相談部(同好会)が発足して、まわりちゃんの夢は弁護士、不和さんの目標は検事、そんな中で自分はなにをしたらいいの? ちかが悩んじゃうんですね。ポスター作成して、相談者募集して、いよいよはりきるまわりです。今回の見どころは不和の謎センス。マスコットキャラクターのライブラ山田くん。な、なんで山田? 不和ちゃんにあだ名がついて、不和だからふーちゃん。うん、確かにシンプルです。そして彼女ら、トラブルを解決するんですね。ホラー研究会の洞川さとことオカルト同好会の岡野るり、ふたりがどうやら仲違い。法律相談部メンバーが、二手にわかれて、それぞれの言い分聞きまして、そして見事に仲直り。その時にふたりをとりなしたのがちかなんですね。ふーちゃんがいうように、ただ話を聞いただけ。けれどそれでもちゃんと和解に持っていくことができた、ええ、これも人助けであります。

ゆずりはコーポレーション』、皆でジニーを歓迎する様子がとてもほのぼのしてて、けどほのぼのの影にあのケーキ。ジニーと静流の分かたれる運命って、にこにこしながらすごいこという彩音が素敵です。ほんと、いいですよね。ジニー、生意気ながらもちょっと子供っぽさも感じさせて、より近くなった感じがする。また彩音の毒舌は社長にも炸裂して、ほんと面白い。いいコミュニケーションであります。さて、静流ですよ。ゆずりはとの対話です。不自然な売上。それが意味するところが語られて、なるほど、静流は最初から勝つつもりではなかった。むしろ勝負することにこそ意味があって、彼女の作ったSNS、Schlifeの宣伝こそが目的。さらにはSTSTを売却、見事な出口戦略ですよね。この売却で一億を手にした静流は、勝負には負けたものの、起業家としては私の勝ち、そういうんですね。ジニーのことは、もうすぐ留学が終わる彼女、いずれ会社をやめていくことは既定路線。会社を売ることも既定路線。だから完全に静流の思惑どおりではあったんです。けれどゆずりはには納得がいかなくて、さあ、起業家としてはどういうあり方が正しいのか。ええ、悩むんですね、ゆずりは。そしてちょっと思うところあるみたいなんですね。ああ、ゆずりはの成長する局面だ、そう思ったんですね。

『優雅な人と機』、こいつは驚きの展開を見せました。お手伝いロボの彼女。どうにも調子がよくない、故障? というわけで、スペアボディに交換するんですね。そうしたらそれが見事な美少女で、黒髪美少女で、うわー、なんてこったー、見た目って大事だ。あの大きなロボボディとプリティなロボボディ、基本同じノリだというのに、全然印象が違ってしまって、とにかくシュール、そう思ってきたこの漫画がですよ、なんだかすごく美少女美少女して、なんだかぴょんぴょんするもの感じるにまで至る……。いやもう、髪形あわせて、お嬢様とふたり隣り合って、まってましたー、あのコマとかよ、ね、ほんと、ああ、私ってちょろいわ! 風邪をひいたお嬢様の看護の風景も素敵で、それだけにまたロボボディに戻って、残念と思っていいのか、あるいは安心したらいいのか。複雑な気持ちをもてあましたのでありました。

  • 『まんがタイムきららミラク』第4巻第5号(2015年5月号)

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