2020年2月24日月曜日

『まんがタイムきららMAX』2020年4月号

『まんがタイムきららMAX』2020年4月号、先日の続きです。

『ホレンテ島の魔法使い』

魔法使いになりたいという女の子に帽子を作ることになりました。地元の子らしい。しかも予算に限界があって、できるだけ安く仕上げないといけない。オーダーメイド品を安く仕立てるためにあれこれ考えをしぼるんですが、安価な素材を利用するなどして基本ちゃんとしたもの作ろうとするところは好感持てる。ええ、いい加減にでっちあげるみたいにはならないんですよね。

あむの言葉がよかった。君の気持ちに応えたい。少女の注文にかつての自分を重ねたのかも知れない。真摯な姿勢が光っていましたよ。

街に出てからのちょっと強引な資金調達。少女を元気づけるかるて。にぎやかに、そして楽しい即席路上ライブの楽しさ。こっこもちゃんと帽子のために魔法を選別してくれていて、この皆が一丸となって少女の、お客の要望に応えようとするところに心ひかれるものありました。

出会い交流し広がっていく輪。そしてその先に待っているかも知れないあむの展望。見どころたくさんありそうなこの漫画。いいですよ。

『社畜さんと家出少女』

ホドシマさん出てきたら、もう面白いなこれ。見た目たいへんクールなのに、ナルを前にしたら心の声がノンストップ。でも今はユキが目下のライバルで、しかもここにアオという危険人物が介入してきてさあ大変! いや、アオはホドシマの雇ったバイトなんですけどね。ナル、ホドシマ、ふたり共通の後輩。非常に元気で、いろいろ困ったっぽい人? いきなりナルの胸を揉んでくるなど、自由? いや、やっぱり問題児だと思う。とりあえず同居することになったホドシマがいろいろ諦めてる? なんかえらく憔悴してるんですね。

ともあれ、バイトとして雇ったからには? あるいは大学時分からの先輩として? 一から根性を焼き直すとかいってますけど、焼き直す! 穏やかじゃない! 実際、これでアオという人が変わっていくことになるんでしょうか?

今後、ナルとユキ、ホドシマとアオ、こういうペアでいろいろ絡んでいくことになりそうですね。まずはアオがナルとユキのこと嗅ぎ回ろうとするみたいですけど、その後ろで、まずは仕事を覚える方が先だって心で叫んでるホドシマさんですよ! いやいや、それは口に出していおう! アオがもたらす情報はホドシマにも役立つかも知れないけど、まずは雇ったからには働いてもらわんと、ですよね!

『いのち短し善せよ乙女』

バレンタインデーに一日一善。木槌を振って出てきたのはローマ字チョコ(徳用)。大量のチョコレートが手に入ったわけだけど、これをモテない男子どもに配れば善判定だ! 甘いこと考えてる乙女に対し、ああー、神様自らそれは駄目って。うん、ただ配るだけでは駄目、チョコレートアクロバティックが必要ってわけですね。

しかし面白かった。よくこんな発想が出る。頼み事されると断れない男子、灰田ヤスユキが、女子から貰ったチョコレート、いいように不良にとられちゃってて、そんな灰田を助ける? のに乙女のチョコレートが役立つ! なるほどこの人助けが一日一善か! と思ったら、ちゃうんか! 難しいな。というか、投げつけたチョコレート、そのチョコに刻まれたローマ字でもって、灰田と幼馴染みのちえ、ふたりのラヴが成就する、それこそが善っていうのですか!

しかしこれなにが面白いって、乙女、基本的にこの恋の成就に介在してない。勝手に事態が進行した。けど、神様、善判定してくれていて、そんな神様に皮肉たっぷりの杏エリカな。甘くていいやんか! と思うんだけど、エリカとしては乙女のこと振り回したくてしかたないんだな。実際この善判定を隠してからの狼藉! おお、嘘までついて乙女のことおもちゃにしとるぞ! というか、こんなの天使にしといていいのんか? 堕天使じゃなくて天使なんだよね、こいつ?

ともあれ、ラストの乙女。うん、まさしく乙女。こういう表情見せてくれるの、すごく意外で、思わぬチャーミング。結構な高威力でした。

『ひふみよワーキング』

ゲスト2話目にしてさらに面白い! バイトに応募したら家政婦技能が認められてしまったよもぎ、みたいな話だったのだけど、2話目はさらに踏み込んで、なるほど、友達になってあげてほしい! 人づきあいの苦手な子、どう距離を保てばいいかわからず、友達作るのに苦労してるみゆりのね、友達になるまでの紆余曲折。それがねすごくもどかしくて、愛らしくて、ああ、いたいけってこういうことか! 小さな物語、でもそのささやかなところに、人の気持ちのいじらしさが感じられて、ええ、大変によかったのです。

妹のことを案じている姉ふたりもよかったんですよ。バイトを雇おうというのも、妹みゆりの友達になってくれたらいいなと思ってのことだった。どうしたらみゆりのためになるかな、いろいろ考えての行動が嬉しいじゃないですか。また、ふたりの気持ちに応えるよもぎも嬉しい。ええ、いろいろが嬉しいエピソード。あの、よもぎの言葉に安心して寄り添うみゆりの素直さも、その背に手をまわすよもぎの優しさも、すべてが愛らしいと思える展開がなお嬉しくさせてくれたのです。

でね、最後のね、友達誓約書とか特別手当とか、こういう発想の出てくるみゆり。どんだけ不慣れなのか? あるいは変な方向に大人びてるというか、このアンバランスなところ。これもまた魅力だと思います。

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