2019年10月17日木曜日

VOX モデリングギター Starstream Type 1 Plus

 実はギターを買っておりまして、VOXのモデリングギター、Starstream。実はずっと前から興味持ってて、公式サイトとかレビューとか、いろいろ見てたりしていたんですが、ギターなんてそんなにポンポン買うもんじゃないし、増やしても弾かなかったらもったいない。そう思ってたらね、忘れた頃にですよ、なんかやたら安いのが売ってるって人から教えてもらったわけですよ。アウトレット、2級品なんだそうですが、売価にして通常品の半額くらい! うっわー、どうしよーかなー、考えて考えて考えあぐねた結果、買ってしまいました。うん、いつものパターンですわ。

VOX Starstreamはモデリングギターといいまして、弦振動がデジタル回路を経由してまったく違った個性の楽器の出音になって出力される、そんなちょっと特殊なギターなんですね。LINE6のVariaxがこのジャンルの先駆者になるのかな? モデリングアンプといって、様々な特性のアンプをシミュレーションしてくれる、そんなののギター版。これ1本あれば、全然違う個性のギターを複数手にしたも同じ。本物そのものとはいかないかも知れないけれど、柔軟に音色を切り替えて使い分けられるのは便利なのでは? みたいなこと思いましてね、興味だけは持っていたのでした。

さて、VOX Starstream、弾いてみた感想なのですが、初日、試しに弾いてみたアコースティックギターのモデリング。正直なところいいますと、ええーっ、この音で本当にいいのんか!? いやあ、駄目だよ、全然駄目じゃない!? そう思ったのだけど、不思議なものですね、翌日もう一度弾いてみたら、あ、これはこれでいけるかも。そりゃちょっとアコースティックというには不自然に感じるところもないではないけど、これはこれで充分弾けるよな。すっかり感想が変わってしまいました。

弾いてるうちに、このギターの弾き方がわかってくるんだと思うんですよ。アコースティックの音色、その場合はどのくらいの強さで弾いたらいいか、バランスよくなるか、みたいなのがわかってくる。触って、慣れて、馴染むといったらいいのでしょうか。このあたりは、モデリングギターでも、普通のギターでも、さして変わらんのでしょうね。

このギターには、ピックアップの異なるエレキギター数種とボディサイズ、弦の質が違うアコースティックギターを数種類。あと12弦ギターとか、リゾネーター、シタール、バンジョーみたいな変わり種に、ギターシンセが3音色用意されています。それで自分はなにをメインに弾いてるかというと、アコースティックギターなんですよね。このあたりはもう本当にどうしようもないと思うのですが、エレキギターマインドがまったくないといいますか、正直よくわからない。なので、弾くとなったらアコースティックギター。しかもフィンガースタイルで、これまでドレッドノートで弾いてたようなのを弾いてるってね。ほんと、こういうところ保守的ってやつなのかも知れません。

このギターはミニジャックがついてるから直接ヘッドホンが使えて便利です。これまでエレキギター弾くとなったら、ギター用意して、アンプ用意して、ケーブルで繋いで、みたいに手間がかかった。amPlug使うにしても同様で、その点、Starstreamはひと手間減らすことができる。amPlugとそんなに変わらんやん! って気もしますけどね、でもそのたったひと手間をケチることができるのがどんだけ大きいか。ギターによってはamPlug、安定しないしね。

ヘッドホン(インナーイヤーだけどね)を使える利点は他にもあって、これ、サイレントギターみたいに運用できます。それこそ夜中に弾いても全然うるさくならない。アコースティックギターは弱音器つけてもさほど小さくならんしね。けど、これだと生音はアンプ通さないエレキギターだから、ボディも空洞が少ないのか、本当に音が大きくならない。ギター弾きたくても日中に弾けるだけの時間がない。そんな人にもいいギターだと思う。もちろんアコースティックギター同様に弾けるわけではないから、代替でしかないといえばそのとおりなんだけれど、たとえそうでも弾けると弾けないでは大違いだから、ええ、これはありですよ。

そうそう、録音する際にマイク立てる必要ないのも利点かも知れません。もちろん、ちゃんとしたギターを、ちゃんとマイク立てて録音した方がいい音にはなるでしょうけどね。

欠点とまではいえないけれど、チューナーがついてたらよかったなあって。440Hzを発音できるだけでもいい。あと、モデリングに箱モノがあってもよかったよなあって。弾いてみたいけど持ってないからなんですが、こういういろいろ欲しい、いろいろやりたいみたいになると、今度はVariaxに手を出すことになるのかも。いやいや、そうそうギターばかり増やすわけにはいきません。

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