2019年10月6日日曜日

『まんがタウン』2019年11月号

『まんがタウン』2019年11月号、一昨日の続きです。

『レトロゲーとかマジウケる!』。今回はめずらしい導入ですね。いつもとは逆に、美咲によしおが絡んでいく。けど、美咲、ダンジョン攻略中。ということはRPGかな。と思ったら、ああ、不思議のダンジョン、いわゆるローグ系ですか。実はあんまりローグ系やったことないんですよ。それこそ一生遊べるみたいなやつですよね。毎回、ダンジョンが生成されるから、マップ覚えて攻略、みたいな手が使えない。今回もシステムわかってない美咲が自動生成ダンジョンの罠にハマってましたね。なるほど、あるあるだ、これ。1階層ごとに交代しながら攻略していく。なるほど、こういう遊び方もあるんだ。それで、個性、スタイルの違いが出てくるのが面白い。基本楽天的で、アイテムもどんどん使っていく美咲と、後のこと考えて温存しようとするよしお。自分は後者ですね。むしろ極力使わず持ち帰る系プレイヤーです。今回の面白かったの、歩けば回復とか皮の盾の効果に対して疑問呈する美咲。あの表情がいいな。そして満腹度が減って優先度がおかしくなっちゃってるところね。ああ、これはわかるな。ちょっとしたパニックだよな。ほんと、こうした気持ちわかる感、これが面白さになってる。多分ね、一緒にゲームプレイしてるような気持ちになってるんだ、これ。

『平日休みの堀出さん』。今回、異色回なのか? せっかくの休みだというのに大雨で外出できません。予定していたキャンプ、なにもしないゴロゴロするだけのキャンプもお流れになってしまって、さあどうする。家でゴロゴロするか? といったら、この夫、それができないのか。ちょっとした強迫観念感じるよな。決めたこと、自分のルールを遂行できないとパニックになる系っぽい感じがする。で、休みの付け替え試みようとして、平田を巻き込む。迷惑な人だな! 散々迷惑かけられた平田の、休みさえからまなきゃいい人っていう人物評。いや、ほんと、今回だけでよくよくわかりました。しかし、家に籠ってもそれなりに楽しそうにやってるじゃん。みたいに思っていたけど、なんか無為に過ごしてる感も強い。いや、出掛けてもこの人たちは無為か。全力で無為に打ち込む。そんな人たち。外からは同じ無為に感じても、本人にとっては違うんだろな。そんなこだわりの無為が感じとれた一本。とりあえずは平田さんが気の毒です。

『あいたま』。夜の学校に現れる謎の美少女を探るべく泊まり込む面々。バニラはお泊まりをエンジョイしてるかと思ったら、むしろカルチャーギャップに戸惑ってますね。布団しきつめての雑魚寝。布団全部ひとりで使おうとするってのは予想外だったな! そして夜になったらしゃっきりしてるはみちゃん。そうか、夜型なのか。他の皆が眠そうにしてる分、相対的にしっかりして見えてるのかな? はみちゃんはじめ、ひよこなんかもね、いつもとは違う側面見えるところ、いいイベントだったと思います。そして謎の美少女。ああ、この人もいつもと違う自分をここに開花させていたんだ。一般生の鈴木さん。なぜ夜の学校に? 学校に作られるイベントホール。そこで開かれるファッションショー、そこに参加する自分を思い、その発想をふくらませるべく夜の学校に入り込んでいた。ああ、この人もまた夢を追うひとりなんですね。夢を、憧れを追っているがゆえに、この子たちもまた輝く。そうした輝くひとりが鈴木さんだったんですね。

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