2025年6月16日月曜日

Nintendo Switch 2 のひみつ展

 評判がよかったので、なにはなくとも買っておきました。Nintendo Switch 2専用ソフト『Nintendo Switch 2 のひみつ展』。話題の新ゲーム機、Nintendo Switch 2はなにができるのか。なにがどう変わったのか。それを知るにはきっと一番いいだろうソフトウェア。ゲーム画面内に作られた仮想の展示会に参加して、ゲーム機を模したパビリオン内を歩きまわる。そこではゲーム機各部の名前を知ることができ、技術について学ぶことができ、そして技術デモを体験できる。これはきっとおもしろいだろう。その予感はまさに正解でありました。

Nintendo Switchの『1-2-Switch』に当たるソフトなのだと思います。ただ『1-2-Switch』ではミニゲームがメインであり、ゲームを通して技術を知るといったスタイルだったのが、『ひみつ展』は解説が主となり、そこにミニゲームや技術デモがついてくるといった具合に変更されています。ですが、この変更がすごくよいと思いました。実装でもってなにができるかを推察するのではなく、なにができる、どう変わると具体的に解説されたのちに、その変化を実際に体験する。それはゲームであり、技術デモであるのですが、まず解説があったおかげで、そうか、こういう違いが! と納得を持って受け止められたと感じたのですね。

というか、解説がなければ60fpsと120fpsの違いなんて、見てもわからんかったと思う。実際、解説のなかにはエンドユーザーが意識しないだろうレベルのこともあったのですが、でも知ることでSwitchから2になって変わった、よりよくなった部分を知ることができた。それを知ることで、技術の進歩に期待を、わくわくを感じた。まさに博覧会の楽しみを自宅のテレビ越しに感じることができたのです。

ただ技術の進歩にはそれだけの条件が求められたりもします。たとえばHDRはテレビが対応していない場合はSwitch 2本体のスクリーンで体験しなければなりません。120fpsもそうですね。で、4K表示、これが厳しい! 4Kモニタがなければ体験不可能! 本体のスクリーンも4Kには対応してないから、もう本当に無理。しかもかなり条件が厳しいようで、4K 60Hzに対応しているはずのPCモニタにも出力できず、残念ながら断念するほかありませんでした。

これで4Kテレビがちょっと欲しくなってしまったのですが、このデモのためだけに4Kテレビはさすがに買えないので、いつかもし買うことがあればの未来に希望を繋ぎたいと思います。

体験できなかったデモは、USBカメラを必要とする技術デモもそうですね。こういうガジェットをたくさん持ってる人とかだと充分に堪能できるんだろうなあと、そういう人から借りられんかな、とかいろいろ考えましたよ。

技術デモで残念だったのは、音声出力まわりのデモが少なかったことでした。立体サウンドのデモは、本体スピーカーを使うかイヤホンを使うかのどちらかで、残念ながらHDMI出力では体験できません。いえね、AVアンプを導入して、5.1ch環境を整えてるものですから、その能力を十全に体験してみたかった……。

Switch 2は、Switchもですけど、リニアPCM 5.1chに対応しています。『ひみつ展』ではあくまで本体の立体サウンドを体験してもらおうという趣旨だったことは理解しますが、どうせなら5.1ch環境があればそこにも出力させてほしかった。自分の環境がどれだけできるのか、実感してみたかった。

てなところがちょっと残念だったかなって感想です。

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