2026年4月28日火曜日

『まんがタイムきららキャラット』2026年6月号

 『まんがタイムきららキャラット』2026年6月号、発売されました。表紙は『ごきげんよう、一局いかが?』。本編では出番がなくてちょっとむくれてる純礼さんが、緑のなか、乃々花と一緒に遊ぶ表紙が素敵です。白詰草の花かんむり。白基調の乃々花と、対照的に黒をあしらう純礼が画面に抑揚つけて素敵なコントラストを成しています。ときにはふたりで、水入らずの時間を楽しみたい。お留守番純礼にとっては埋めあわせ? そんなひとときでありますね。いい笑顔見せてくれて、いと愛らしゅうございます。

今月は新規ゲストが3本です。

『Ctrl+Z』

コントロールゼットということはやり直し? ええ、実際人生をやり直すことになった安堂アンが主人公。ある日、目を覚ますとサイボーグになっていた。見た目はもとのとおりだけど、脳以外すべて機械に! それもこれも、トラックにひかれてしまったせいなのだけど、たまたま通りかかった佐藤花子の手によって、サイボーグとして生まれ変わったのでした。

これ、安堂の脳を保管するマンションの一室。維持費がものすごいみたいだけど、トラックの運転手に払わせたらいいんじゃないでしょうか。佐藤のおかげで罪に問われなかったんでしょう? いきなり突っ込んだという佐藤の証言からしたら、トラック側に非がありそう、かつどうにもひき逃げっぽい? ええ、とっつかまえてなにかしらの代償を支払わせるべきです。

しかし、佐藤の技術、ものすごい。安堂に自身がサイボーグということを気づかせない。さらには謎機能をたくさん盛り込んで、というか、不要な機能が多すぎる? 光学迷彩は便利だと思うけどなあ、とはいうけれど、活動にガソリンが必要。おかげでずっとガソリン臭いという、わりかし不憫な安堂なのです。

このガソリン臭さ。まさか、クラスメイトの暗井てらにも指摘されてしまうとは。近づきすぎると相当に臭いのか。いやまあ、揮発性の有機化合物だもんなあ。ハグでもって仲よくなる予定が、逆に距離をとられてしまった? なかなかに安堂、逆境であります。

『ぱぴぷぺ!』

突然友人のトーコから昔話をせがまれるあき。桃太郎はメジャーすぎるからとさるかに合戦を語りはじめるのですが、どうにもうろ覚えが過ぎる。ちょびっとずつディテールが思い出されるたびに語りなおされるもんだから、どうにもこうにもテンポが悪い。さらには途中で展開がはしょられる傾向が。具体的にいうと、親ガニが死に至るくだり。あらゆるところでショートカットが発生する。

しかしあきはなぜこの話を選んだのでしょうか。さるかに合戦だって、わりとメジャーなほうですよ? とはいえ、あまりに胡乱すぎる。子ガニの仇討ち、どうして仲間が日本に馴染みのない動物ばかりなのか。その都度トーコが方向修正するんだけど、それでも微妙にどこか間違ってるあきの昔話。いやもう、こうして昔話のバリエーションは増えてきたのかもですね。

『バナナのきもち』

バナナを食べる女の子。手軽、食べやすい、おいしい上に栄養価も高いといいことづくめの果物。でも、まさかバナナの気持ちを問うてくる、身の丈が人間サイズのバナナが現れるとか、ちょっとしたホラーでありますよ。

でも、この子まるで動じない。バナナにバナナのおいしさを語り、あまつさえバナナにバナナを食べさせる。で、おいしさを認めさせてるのだからさすがです。でもって、おいしいからバナナは好き。ところが、巨大バナナはきもちわるいしまずそうだから好きじゃない。

ってところから、味見して、完食されるところまで、ほんとこのバナナ、食べられて困るのか、あるいは食べられてよかったのか。なんともシュールなお話。女の子が、とにかくかわいかったのも、輪をかけて味わい深めるポイントでした。

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