2024年11月30日土曜日

『まんがタイムきららキャラット』2025年1月号

 『まんがタイムきららキャラット』2025年1月号、一昨日の続きです。

『ずんだもんTV!』

ずんだもんときりたんの授業参観ですよ。派手派手目立つ格好で応援するイタコがはずかしくって、ひた隠しにしていたきりたんですが、ゴミ箱からお知らせのプリントを発見されてしまって、もう逃げられない。そのうえ、ずんだもんが、ママも姉もいないからと、見にきてくれる人はいないのかと、泣きそうな顔でいうんですよ! ああ、もうこんなの、それが誰であろうと私がずんだもんのママよ! っていわないではいられないですよね。ええ、私もずんだもんのママですよ!

しかし、この選択、ずんだもんにとって正しかったといえるのか。イタコが参観にきてくれて嬉しいずんだもんの笑顔、プライスレス! まではいいのだけど、調理実習でまさかのイタコが頼りにならない! ずんだもん自身も料理に不慣れ。そこにイタコがそのナイスバディで邪魔をする!

キレるずんだもん! でもこれもしかたないと思う。でも怒られるイタコはちょっとかわいそう。でも邪魔されるずんだもんもかわいそう。このダブルかわいそう状況、どちらに肩入れすればいいのか、どう見守ればいいのか、右往左往するような気持ちで読みましたよ。

けれど最後にはイタコの能力でピンチを切り抜け、そして先生の暖かい評定。こうしたまわりの皆のずんだもんたちに注ぐ愛情もまたよいものですね。

『のけもののまち』

人の世界に戻ってきたるい。なんかけも耳がないと物足りなく感じるようになってる! いや、これはこれでかわいいんだけど! ともあれ、気がそぞろのるいです。けもみみだらけのあの世界に、心の一部を置いてきたままなんですね。

そんなるいにですよ、この世界で事情を理解してくれる唯一の人間、祖父がアドバイスしてくれたのですね。このところのるいの様子に勘づいて、るいをあの異世界につながる列車までつれていったのですね。そしてネルの話をする。かつてあちらの世界にいって、戻ることができなかった理由。さらに、ふたつの世界を越える方法。

かくして今度はネルが向こうから扉を開けてくれて、ああ、るいとネル、ここに再会を果たしたのですね。

同じくネルと再会したおじいちゃん。そしてるいは向こうの世界に戻ることを選択して、でもこれからはふたつの世界を自在に行き来できることになるのでしょうか。るいがよりよい選択をした、そう思える未来がこの先に広がると思いたい、そんなしあわせなラストでした。

『格ゲー乙女の極み!』

花沢の誘いをムリと断わる音譜。なにごと!? なに? 友達の家にいくですって!? 自分以外に友達がいたのかと、失礼なこという花沢です。音譜についていくとまでいいだして、実際同行するのですが、その友達というの、同じ学校の電気科に通っている堀田風路、音譜のコントローラーをカスタマイズしてくれているというのです。

しかし風路、困った子だな! ギターコントローラーを持って待っていたのはいいとして、音譜の依頼を無視し、自分のこだわりでアケコンに無茶な改造をほどこしてる! ボタンいっぱいのレバーレスにされてしまった音譜。これ、もとに戻してもらわないことには、音譜のこの後の活動に関わるのでは!? ええ、これはやり直しを要求せねばなりませんね。

さて、一番の友達の座をかけて花沢と風路が激突ですよ。花沢は音譜にもらったパッド。風路は自作でしょうか、レバーレスのアケコンでプレイする。これ、10年選手という風路に分があるんじゃないのかなあ。そう思っていたら、まさかの花沢の逆転勝ち! ここに、花沢の適性が指摘されて、さらにいえば今後の伸びについても語られるのですね。

まだ初心者の花沢。でも初心者とは思えない活躍してみせて、となれば音譜にはかなわないとしても、この先、この子の格ゲー世界がさらに広がる、そんな展開も期待できそうでありますね。

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