2024年4月23日火曜日

『まんがタイムきららMAX』2024年6月号

 『まんがタイムきららMAX』2024年6月号、昨日の続きです。

『ラスボスは逃げ出した▽』

強さを求める魔王です。とはいえ部下のスライムやら死神やらをスパーリング相手にするには実力差がありすぎて、結果白羽の矢が立ったのは本来敵対関係にあるはずの勇者。勇者宅を訪れて、強くなるべく教えを乞う。って、おかしい! 絶対この関係おかしすぎる!

でもって、ちゃんと強くなるための方法をいろいろ伝授しようとする勇者もおかしい。魔法による筋力強化を紹介したり、地道なトレーニングをすすめてみたり、そして最後に魔法の力を試してみる。しかしそれが、この不思議な魔王の不思議さをさらに知らしめることになろうとは。

魔王が出した光の球、それがまさかの浄化の光。闇の存在であるはずの魔王が相反する光の魔法を使えるとは、これいったいどういうことなのか。勇者にして疑問を抱くこの状況。これは今後の展開、あるいは魔王の出自にかかる秘密に迫る新事実だったりするのかも知れませんね。

『ギャルとネクラの吸血関係』

吸血鬼、まくるの眷属契約から解放されたいよね。体調の悪さもきれいさっぱり消えさって、じゃあ待ち望んでいた自由が手に入った。これからはまくるのわがままに振り回されることなく、自分の青春を謳歌できる。といいたいところだけど、どうしてもまくるのことが気にかかってしまういよねです。

その様子は吸血鬼ハンター、アクアからしてもありあり見てとれて、でもだからといってまくるのもとへ行けというほどまでは背を押そうとはしない。かくしていよねは、クラスの子たちと親交を深め、楽しい毎日を過ごすこととなったのでした。とはやっぱりならないんですね。どうしてもまくるのことが気にかかってしまうというのです。

そんないよねの前に現れたのがいつぞやの黒猫。当主、すなわちまくるの母に使役される使い魔である黒猫から、当主の誤りを正してほしい。まくるを迎えにいってほしいと、ここにきてついにいよねの背を押すものが出現するのですね。

これ、いよねにとってのターニングポイントになるのだと思う。いよねが大切に思っている相手。まくるに、眷属だからとかではなく、いよね個人としての気持ちでもって向きあうときがきたのでしょう。ああ、いよね、その決断やいかに。いっそ姫を迎えにゆく騎士のように、果敢に吸血鬼の島へと向かっていただきたい所存です。

『白魔導士はゾンビの夢を見るか?』

東京に辿りついたアヤたち一行。さあいよいよアヤと母、再会なるかと思いきや、ちょっと待って? いきなりラスボス出現みたいな勢いなんですけど!?

上陸した港で出会ったのは、リルーの母によって討伐されたはずの魔女メリュネ。消滅する寸前に、自身の一部を切り離したメリュネは次元の裂け目に落ち込み、あろうことかこちらの世界に流れついてしまった。そのメリュネが画策したのは、自身の回復。母の胎内にあったアヤに刻印をほどこし、いずれその身を食らうことで力を取り戻そうというのですね。

危うしアヤ。と、そのピンチにがんばりを見せるリルーですが、力及ばず、一時退散。ここから逆転の策を講じるのですが、メリュネを止めることあたわず、そしてアヤはメリュネの魔の手に落ちてしまう!?

ああ、次号最終回。この絶体絶命のピンチをいかにして切り抜けるのか。この世界の命運やいかに。緊迫の状況に、まさしく鬼気迫る思いです。

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