2015年9月17日木曜日

『まんがタイムファミリー』2015年11月号

『まんがタイムファミリー』2015年11月号、発売されました。表紙は『大家さんは思春期!』、なんとアニメ化企画進行中!! なのだそうで、チエちゃんも三つ指ついてご挨拶でありますよ。ちょっと凛々しい感もするチエちゃん。やる気感じられますよね。『あまてる!』舞、天照の食欲の秋、『牧場OL』野花、スアンの牧畜の秋、そうしたカットもございます。

『軍神ちゃんとよばないで』、虎千代の姉、綾の討伐に、坂戸城に向かった柿崎。いや、もう、すごいよ。これが脳筋ってやつか。いつも通り、ドーンと行って、ドカーンだ! 攻城戦は敵方に対し3倍から5倍の兵力が必要というところを、気合いでもってまかなうという、とんでもない話。けど、トップがトップだけに下っ端まで脳筋は沁みわたっているようで、いや、ほんと、無理やって。柿崎、矢で射られれば、当たるなというシンプル極まりない策でもって対処し、というか、柿崎の言葉ひとつひとつに入るつっこみがおかしくて、そうか、やっぱりなあ、部下もさすがに根っからの脳筋ってわけじゃないみたいです。表が駄目なら裏から。それもすっかり見抜かれて、これはさすがに駄目かなあ、と思ったところに直江殿到着でござるよ! さあ、どうなる、と思ったら、ええー! これ、本当に大丈夫なのか、ほんとになにかの策があるのか? 心配になるけど、きっとなんとかなるんだろうなあ。

『ダ・ヴィンチ系女子高生』、今回の話はどことなく切実といいましょうか、いろいろ思わされること多かったな、という印象でした。今回のテーマは本です。情報です。後世に残すということです。冒頭の、タイムトラベルもの談義から図書館に、本に踏み込んでいく、その展開はすごいな、その一言なんですけれど、またもルネサンス・イタリアにタイムスリップしたクロナカが出会ったフランチェスコ・メルツィ。誰だっけ? クロナカが思い出すんですね。ダ・ヴィンチの遺産を管理した人。この人が、クロナカの目の前でダ・ヴィンチのデッサン集を暖炉にくべて、さすがにクロナカもショックを受けているっていうんですが、その時の感想、後世に記録をのこすことって、ほんっと大変なんだなあ……。ほんと、大変なんだと思うんですよ。本に限らず、多様な資料や遺跡、骨董、史料、なんでもなんですけれど、ここ最近、過去から伝えられてきた貴重なものが、むざむざと破壊される、散逸する、そんな話が多すぎて、もうね、げんなりしてきたところにこの話でしょう。ああああ、ほんと、もったいない。失う、損うのは簡単、けれど作り上げること、残し伝えていくことの難しさ、大変さ、それをどう思っているのかっていうのがね、もう、クロナカじゃないけど、私も胸が痛む思いです。メルツィは、その当時の価値観でもって行動しただけ、だって後にどんな価値を持つかなんてわからないじゃん、とは思うのだけど、そうして残ってきたものが、後世の無理解でもって損われる、それは現実のこととして、今日も昨日も聞かされてきたわけですよ。つらい。ほんと、そんなこと思わされるエピソードでありました。

『あまてる!』、おお、カラーがきれい! 新しい神様がいらっしゃいましたよ。木花咲耶、姉を探して天照に会いにきた。偉大な天照様にお会いするなんて、緊張している木花咲耶ですが、その偉大な天照様は、焼き芋食べたさに人間と口喧嘩してるっていう、ほんと、平和なのか、威厳がないのか、これじゃ咲耶もがっかりだろう、そう思ったら、感化されちゃって、焼き芋食べたいとおっしゃる……。それで、楓に憑依させてくれと頼むんですね。って、驚いたな、なんというストレートな頼みかたなのだろう。けれどそれで楓、咲耶のこと受け入れてくれて、そして居着くことになるみたいなんですね。ほんと、咲耶、ちょっと素朴で素直で、弱気そうで、けどやることはダイナミック? そんな神様が、エグい妄想をしょっちゅうしてる楓に憑依して、今後どうなるのだろう……。ほんと、感化されちゃったりするんでしょうか。面白そうですよね。

『きみちゃんの味じまん』、おお、悪くないじゃないですか。昔、おじいちゃんのもとで働いていた職人が戻ってきて、ここでお店やってみない? おばあちゃんのお誘いですよ。なるほど、孫のきみちゃんと、その職人とで、店をふたたび守り立てようというのですね。と思ったら、きみちゃん、のっけから敵対的だ! トンビに油揚、ぽっと出に店を奪われる、そんな気分になってるんですね。しかし、その職人、香介はというと、乗り気でない、というか、プレッシャーでつぶれそうになってる。そんな彼を、おばあちゃん、小芝居で元気づけようとして、ウスメバルでもってアレを作ってほしい。ドレ!? 梅和えなのか。メバルを湯通しして、塩でしめる。丁寧に水気をとって、刻んで、梅と和えた、その味はまさにおじいちゃんの味で、この過程を見ることできみちゃんには勉強になるってわけです。おじいちゃんの仕事を知りたい、切実なきみちゃんの願いに、というか泣きおとしに香介、ほだされちゃうんですね。ほんと、きみちゃん、現金でちょっと酷い、そんな風だけど、いずれいい相棒になりそうな気がしますよ。ええ、なかなかに楽しみ、そんな漫画です。

  • 『まんがタイムファミリー』第33巻第11号(2015年11月号)

0 件のコメント: