『まんがタイムきららキャラット』2026年10月号、発売されました。表紙は『ばっどがーる』。優に亜鳥、るー、涼の4人でプールでしょうか。手にウォーターガン持ちまして、それで撃ちあおうという遊びでありますか!? しかし、浴びる強炭酸! なる謎のフレーズ。タンクの中、炭酸水が入ってますの!? いやもう、よくわからんながらも、笑顔が眩しい亜鳥に優。こんな表情見せられたら、そりゃもうなんでもよくなっちまうってもんですよ。
今月は新規ゲストが4本です。
『にゃんと片想い』
片思いの相手、光莉さんに思いを伝えないまま人生を終えられない! と思い告白を決意した真鍋ちゃん。つきあってほしいといったら、女の子は無理どころか、人間はちょっとと断られてしまった。
人間は駄目!? ってことはケモナーか! って、よくそのヒントから正解にたどりつけたね、真鍋ちゃん。ごまかそうとした光莉だけど、その沈黙が怪しい。言い訳するその様子もおかしい。真鍋、光莉がケモナーと確信してしもうてますがな。
真鍋ちゃん、幸運にも猫ちゃんを飼ってました。写真を見せて、遊びにきませんかと誘ったら、チョロいぞ光莉ちゃん! 遊びにくるどころか、写真目当てに連絡先の交換までもちかけられて、真鍋ちゃん、2ポイント獲得じゃん。
しかしここからの光莉ちゃん。相当な感情の発露! これ見せられても、憧れの君への気持ち揺るがない真鍋もなかなかのものです。光莉も、相手が猫ときたら手加減がない。猫爪が指に刺さって流血しても、なんら躊躇しないのな! さすがやわ。
猫ばかりかまう光莉に、思わず猫の姿態で床に転がった真鍋です。でもまさかの理解を示されて、しかも思っていた以上に根深い光莉の性向知ることになって、でもそれって自分にもワンチャンあるかもしれない!?
真鍋ちゃん。強いわ。ええ、見事この恋を勝ちとってほしい。ところで、ときおり見せる猫目真鍋ちゃん、かわいいよね。
『先輩、私を犬にして?』
続いては犬のお話!? でもケモナーとかではない。もっとアレなやつや! 一人暮らしする犬飼なお。彼女のもとに高校時分の後輩、頼住ムギが押し掛けてくる。いわく、先輩の犬にしてください。玄関先で待ち伏せたり、さらには扉をドンドン叩いて大声出したりと、あかんやつや! なおさん、こういうときは要求聞いたらあかん! エスカレートするから、警察に通報して、接近禁止命令出してもらうんや!?
ムギがいう犬とはなにか。別に本当に犬になりたいわけじゃない。なおに、犬のように扱ってほしいという、要求強めのマゾヒストやんか! 先輩が飼ってくれないなら、知らないおじさんにでも飼ってもらいますって、自分をエサに脅迫してきて、ああ、やっぱりこれは警察案件や! 向こうの親御さんに、お宅のお嬢さんはこんなことやってますよってゆうたげるべき案件や!
でも、実家の犬を思い出しながら、ムギの要求飲んでみたら、なんだか自分もその気になってきたなお。ついつい過剰に甘やかしてしまって、ムギのキャパ超えてしもうとるやん! ともあれ、ともに同類? 需要と供給を満足させられる仲であることが判明。これはこれでめでたしめでたしなんですかね。
『きまぐれ吹部日誌』
金ピカの楽器! 吹奏楽に興味を持った女の子、ひなの。高校進学を機に、吹奏楽部に入ろうというのです。
でもひとりじゃ心細いな。怖い先輩とかいたらいやだな。ってなわけで、たまたま見かけた幼なじみのよっさんを強引に誘います。高校ではお嬢様として過ごそう、そう決めていた吉野をよっさんと呼んで、一撃で目標を瓦解させるひなのですよ。わりと強めに拒否してくるよっさんですけど、そうか、小さいころから、ひなののあれこれに迷惑してきたのか。
でもなんだかんだで一緒に入部すると決めてくれて、まずは音楽室にゴー。そうしたら、先輩ひとり、猫一匹!? トロンボーンの船井先輩。猫はタント、なんと顧問らしい。ラッパ吹けるとか、船井先輩、真顔でけっこうな冗談ぶちかましてきますよ。
金ピカ希望のひなの。トロンボーンを勧められて、これで決定? よっさんは経験者で楽器も持ってるからフルート。でも、船井先輩もトロンボーンじゃないの? 残る部長の楽器はなんだろう。フルート1、トロンボーン2、あとなにか。うん、なかなか前途多難そう。でもこういうの、今の吹奏楽部の実態だったりするのかもなあ。人数要求されるのに、足りないとか当たり前にありそうですものね。
『妖精におまかせ!』
この漫画、すごいな。よくできてると思う。学校にいくのをめんどくさがってたら、妖精が現れて瞬間移動の能力をさずけてくれた! と、ここにいたるまでに害虫駆除するみたいに処理されたり、過剰なしかえしされたりと、なかなかのハイテンポなやりとりが光る。
そして授けられた瞬間移動。それはいいけど、代償があるの? 瞬間移動できるんだから、もう足は必要ない。歩けなくされてしまって、って、実際この子のいうとおり、妖精ならぬ害虫じゃんか。そういうネガティブな情報は、能力よこす前に了解とりなさいよ。
でもほんと、妖精ならぬ悪魔じみた存在と契約してしまったこの子。瞬間移動は確かに便利だけど、歩けなくなるわ、瞬間移動のコストは同距離の全力疾走分の体力だとか、あんまりメリットなさそう?
正直、もらった能力に対する代償が割にあわない、能力もらった子も同じようなこと思ってるっぽいですけど、それでも前向きに捉えるのはすごいな。友人も同じくどころか、それ以上にポジティブで、この異常事態を普通に受け入れて、そして友達づきあい続けるなかで、ともに気持ちを通わせあってる。
結果よし、としかいいようのないこの顛末が、悪魔の取引を見せつけられて、なおすっきりとした読後感に繋がるの、なんかほんとものすごい。奇妙な納得感でありました。
- 『まんがタイムきららキャラット』第22巻第10号(2026年10月号)


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