2022年9月18日日曜日

『まんがタイムきららMAX』2022年11月号

 『まんがタイムきららMAX』2022年11月号、昨日の続きです。

『コンビニ夜勤あくまちゃん』

花火大会で街が賑わいを見せています。こうなるとさぞやコンビニも混むだろう、と思ったら実際そのようで、出勤可能メンバー総動員。ただ少しは気持ちに余裕もあるようで、いや、そういうのじゃないな、本部主導のマーケティングか。皆、浴衣で接客をするというんですね。

力仕事とか大変だ!

でもおかげで、浴衣のアルールやイレイナを見られたのはありがたいかぎりです。

道頓堀花火大会とのことですが、モデルになってるのはおそらくは淀川の花火大会ですね。あの近辺の施設でバイトしてたことがあったので、花火の日にはめちゃくちゃな人出をさばくため延長勤務とかやってたの思い出しましたよ。だからちょっとアルールたちが身近に感じられる。いやでもほんと大変なんですよ。いつもはこない人がやたら増えるので、いつもなら考えられないような事態が発生したり。でもそれでも事故発生時みたいな緊迫感やギスギスした感じは少なかったかも。むしろ客より社員の方が余裕なくしてた、そんなこと思い出します。

実際花火大会といっても、興味のない通勤客とかからしたら帰りが混んで大変、なんてもんだったりしそうなものですが、それでも花火があがると見てしまう。そうでした、花火があがる時間は皆がそっちに向かうので、むしろ周辺施設は空くんですよね。川の方見れば少しは花火も見えて、と、またそんなこと思い出して、ええ、打ち上がる花火を見上げていた時の感情、それに似たものをアルールも感じているのかも。と思うと、やっぱり共感度があがるように思えたのでした。

『白魔導士はゾンビの夢を見るか?』

これまで出会ってきたゾンビとはまるで違うバケモノに対峙する面々。動作は機敏、相当な跳躍力を持ち、かつ明確に狙いをつけてくる。姿を隠しても匂いで居場所を特定してくる難敵を相手に、持てる力をすべて注いでいく皆!

レサナをかけようにも機敏に動く相手です、有効距離に近づくこともままならず、そこでアヤがとった行動とは!?

自分を囮にするのか! 噛みつかせたまま押さえ込んで、そこに自分もろともレサナをかけてもらうという強硬策。いやもう、本当にヤバい状況、でもこれでなんとか倒せた……、いや、倒せてないよ!? からの、リルーが狙われて吹っ飛ばされてしまうというピンチ!

身を呈してリルーを守ろうするミツハにアユム。この状況、誰かの犠牲を払わなければ突破できないのか。あるいは、全滅の危機!?

黒魔導士を自称するサキ、この子が奇跡を起こしてくれましたよ! ただの偶然なんだろうけれど、彼女の願いが通じたか、高所から飛びかかろうとするバケモノが避雷! まさかここからまだ動くなんてことあるまいな? ほんと、不安の収まらない状況。けれどなんとか危機は脱せたようで、リルーも無事、アヤも無事、ミツハもアユムも、サキ兄妹も無事。ええ、本当によかった。ほっと安心しましたよ。

今回、アヤの秘密が描かれましたね。バケモノに噛まれた時に反応した三日月形のアザ? もしやこれがゾンビ災害を収束させる希望になるのかも。あるいはアヤだけがレサナで気持ちよくなる理由がここに!?

そしてリルーレベルアップ! リルーレベルアップイベントはあると思ってたんですよ。でもこのタイミングだとは思わなかった。レサナの使用回数が増えるんだな! と思ったら、違った! レサナの使える数は変わりませんでした! アヤ、がっかり!

でもモンスターに気づかれにくくなる魔法が使えるようになって、ええ、今回のような積極的に狙ってくる相手に有利をとれそうですね。

『SAN値直葬!闇バイト』

今回はちょっとした箸休め回でしたね。いや、全然穏やかではない。むしろバイト先のヤバさがいよいよ極まっていると感じられる、そんな回。日常に潜む怪異も怖いけど、その怪異を収集蓄積しているこここそはもっとヤバい。そらバイトも居着かないわ。金さえ積めばオッケーのあかりの異質さ、それもまた際立った回でした。

あかりのすごさは、金さえ積めばやる気天井知らずというだけじゃなく、状況への順応性ですよね。どう見ても異常、まともじゃない環境においても、気づけば当たり前に対応している精神の強靭さ。しゃべる暗黒ぬい相手にも煽りいれつつもてあそぶ始末。アンティーク部屋の教授のことも、なんだかんだ馴染んで普通にコミュニケーションとってるでしょう? まともじゃない。あかり、まともじゃないですよね、ほんと。

でもそんなあかりもショゴスは苦手なんですね。見た目がキモい。言動もキモい。店長からのご褒美に悶え喜ぶ様子もキモい。大抵のことには順応してしまうあかりにして耐え難いというショゴスの異質さ。どれほどなんでしょうね。実際、私たち読者にしても漫画になってるから耐えられるだけで、本物を目の当たりにした日にはこよに同じく正気度吹き飛ばされてしまうんでしょうね。

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