『まんがホーム』2025年1月号、昨日の続きです。
『カワイイだけでは飼えません ~さくらば動物病院カルテ~』
さくらば病院のクリスマス。病院スタッフが集まって、院内でちょっとしたパーティをひらきます。
パーティでの話題が、先生の着ていた父のセーターをきっかけに先代の院長に移って、先生がいうには動物バカ、息子としてはかなり苦労させられたとのこと。対しくまちゃんは優しい人とうっとりして、身内であるかどうかで、こうした感想に違いが出てくるものなのかな? と思うと同時に、息子だからこそ思うところはあるものの、それでも父のしていたことを評価していた? だからこそ、継ぐつもりもなかったこの医院を継ぐことになった。そうした行動がなにかを語っているようにも思ったのですね。
楽しく穏やかなひととき。くまちゃんは飲みたくてしかたなかったみたいですが、ほどほどに酔い、語らった、こうした時間もまたいつか懐かしい思い出となるのでしょうね。
『座敷童子あんこ』
びっくりの展開見せられましたよ。まさに先月のモテモテ幸太さん再現回。今回忘れたのは弁当ならぬ体操着だったのですが、いつ幸太が忘れてもいいように毎日体操着を準備してくれていた飯作が体操着の上を貸してくれて、さらには小娘が体操着下を貸してくれる。
この分担態勢。前回の弁当ではどちらを選ぶか選択が迫られた幸太でしたが、今回はふたりの気持ちに応えることができそうでよかったですね! ええ、幸太、モテモテですよ。
そしてあんこに興奮する彼も再登場、からの体操着を届けにきてくれたあんこです。今回は弁当じゃないからなくなってることはないだろう。そう思わせておいて、まさかの中身がコスプレ衣装! ああ、コスプレで授業受けるか体操着を借りるか、ここに選択を迫られることになりましたね、幸太。ええ、ここは好意を受け入れましょう。なんなら、より以上の思いも受け入れてしまいましょう。
『歌詠みもみじ』
デジタルデトックス合宿なるものを試してみたもみじたち。スマホを金庫にしまって、一日まりなの別荘で過ごすというのですが、これがもう初っ端から先行きあやしい。午後の天気がどうなるかなと思うやスマホに手が伸びる。漫画をアナログで描いてみるアメリは、手がアンドゥを探してしまう。
さらには手に収まる四角いものを欲して、もみじの硯を奪いあう。どんなやねん。そんなに手が寂しいのかいな。と思うんですが、それほどまでに身についてしまっているということなんでしょうね。いや、どんなやねん。
そして悲劇は翌朝。デトックスを終えて、さあ金庫からスマホを取り出そうとしたところ、金庫のロックがQRコード。しかも悪いことにそれがスマホに保存されている。金庫の中に金庫の鍵がある状態! これをどうやって開けたのだろう。からさらに悲劇は続いて、限定品の販売が昨日で終了、SNSのリポスト当選が期限オーバーで失効、さらにはライブのチケットも逃がしてしまって、ああ生活に密着したデジタル機器よ。うかつに遠ざけるのも難しい、そんな距離感になっちゃっているんですね。
- 『まんがホーム』第39巻第1号(2025年1月号)
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