2025年11月1日土曜日

『まんがタイムオリジナル』2025年12月号

 『まんがタイムオリジナル』2025年12月号、先日の続きです。

『ムクカノ:無垢で無口な職人彼女と、静かでにぎやかなふたり暮らし』

院長から誘われて旅行にいった椎名と賢太。ふたり一緒の部屋で、ふたり一緒の夜。並べて敷かれた布団に、いろいろ考えてしまって緊張してしまうふたりなのですね。

これはつまりそういうことなのか? いや、気にせずそのまま普通に寝ちゃってもいいのんよ? 背中あわせの緊張の時間を経て、はじまるふたりの会話。そこには気まずさや不慣れゆえの疑問や、そして急ぎたくない、慌てたくない、自分のペースを大切にしたい。そうした気持ちの一致があって、ああ、やっぱりふたりは似た者同士なのだなあと思わされた時間となったのですね。

ふたり同じ考えと確認しあっての夜。隣りあって眠る。それがなんだかこそばゆく嬉しい。そして夜中、意図せず縮まった距離に安心するところあったのか。身を寄せる椎名に、安心や愛情、そうした気持ちの感じられる素朴でロマンティックな情景でした。

『沖浪荘202号の漫研部』

こっちはすごいぞ、ロマンティックのかけらもないぞ。飲みすぎた桐が休もうと提示した先がまさかのラブホテル。桐、つくし、甲の3人で入室することとなったのですが、男女3人、密室、一夜、何も起きないはずがなく……。ええ、桐とつくしの乱暴狼藉、やりたい放題の夜がはじまろうというのです!

酒に酔って退避したはずの桐は、さらに燃料を補給して、甲に求める無理難題。いや、甲よ。パンイチ体育座りくらいかなえておあげなさいよ! と、桐の要求なんかはかわいいものだと、真骨頂、つくしのさらなる無理難題がふたりを襲う!

興味本位で買ってきたというアレなアレ! 突如流れるアレな映像に、重なる物色。そして桐にスケスケバスルームで一緒に風呂に入ろうと強引に迫って、ああ、あれだ、もう手のつけられないやつだ!

それでも結局はなにごともなく一夜をしのいだのですけど、ああ、これが次なるトラブルの火種に? 3人で建物から出たところ、ばったり出会った知りあいに、凍りつく時間!

これからどうなるのでしょう。なにをいっても、無理な言い訳としか思われないシチュエーションでありますよ。

『もどかしコンプレックス』

enonさんと突如会うことになったmochi。思いもしない綺麗な女性、同じ界隈の者とは思えず緊張するmochiだけど、mochiが言及したenonのアイコンのキャラクター。ニャーヤちゃんをmochiが知ってるとわかって、突如火のつくenonのオタク魂! 早口の長文マシンガントークが、ああ、enonさんも仲間だと心底思わせてくれた瞬間でした。

しーさんへのプレゼントに、しーさんが好きそうなハムスターの玩具をガチャで引くときめたmochiです。これと決めたハムを引くために、次から次からコインを投入するその姿。ああ、ランダム商品はこれが怖いですよね。コンプ欲のある人は、それこそ出るまでやめられない。見事に沼ったmochi、ああ、enonの応援があったからこそがんばれたのかい!?

こうして決まったしーさんへのプレゼント。しかしその後のボイスチャットで、enonとmochiが池袋で会っていたことを知られてしまった。enonが咄嗟にごまかすも、しーさんはなにか感づいた模様!? ああ、これはもしや一悶着あったりするのかな。どうかなにごともなく事が落ちつきますように。