2025年10月31日金曜日

『まんがホーム』2025年12月号

 『まんがホーム』2025年12月号、発売されました。表紙は『孔明のヨメ。』。酉の市の情景を、孔明、月英夫妻をメインに、『独りじゃない一人暮らし』、『サレ妻お江戸リコカツ録』からも、魚矢さん、早苗が加わって、それぞれに大きな熊手を持ってにぎやか、ハレやか、縁起のいい表紙となっておりますよ。財や福をかき集めるという縁起物。それぞれの作品にまつわるいろいろもろもろがあしらわれた、見た目にも華やかな熊手が元気にさせてくれる表紙です。

『孔明のヨメ。』

結婚の挨拶で、呉にやってきた劉備たち。ふたりの関係を確かなものとし、さらには国同士の結びつきも明確にする。そうした政治的な意味もある婚礼挨拶でありますが、やはりここにも裏に思惑なんかが隠されているというのですから剣呑でありますよ。

周瑜が目論む劉備軟禁策。劉備をここに足止めし、劉備の兵でもって益州を獲る。しかし同盟破談のリスクもある強引な計画。これを推し進めようという背景には周瑜の健康問題があるのですが、それだけにあまりに余裕がないと周囲からも思われて、とりわけ士元がそうでした。

この策についてどう思う。周瑜に聞かれて、あまり効果はないと思う、率直に答える士元です。余裕のなさにも言及し、その上で子敬にも状況を伝えるというのですが、ここで子敬が板挟みになっちゃうっていうのね!

ほんと、思惑はあちらにもこちらにもあって、それがあっちでこっちでぶつかって軋みの声をあげる。ひとことに同盟、結婚なんていっても、政治がからむとなんだかんだ大変なんですね。

『はなまるゲーセン飯!!』

今回、花崎父娘はあがいんを離れ、ドライブインおおもりやに機械のメンテにきています。

ということは、ここにもゲーム機があるってわけだな? そう思ったら、まさしくその予想のとおりではあったのですが、修理しなければならない機械というのはまさかの自動販売機。ちょっとレトロな、うどんの自販機だというのです。

うどんの自販機。ほかにもハンバーガーとかいろいろ。最近、こういう食品のレトロ自販機をずらりと並べたドライブインとか人気だそうですね。ただ、機械が古く部品ももうないため、壊れたりしたらなおせるかどうかわからない。ついせんだっても、壊されてしまったボタンを3Dプリンターかなにかで作って交換修理、みたいな話を見たところですよ。

深夜も開いているドライブイン。仕事がうまくいかず落ち込む日々。たまたま訪れたドライブインおおもりやで出会った自販機のうどんに、身も心も癒された人がいた。その人にとっては、今もそのうどんの自販機は特別で、だからこそ停止中の張り紙、故障のしらせには心痛める思いです。

それだけに、花崎父の尽力で入手かなった自販機の部品! うどん自販機も復活して、そしてゲーセン飯、自販機のうどんにも出会うことができて、ああこうした古きよきものを愛し、大切にする思いよ。これからもずっとずっと元気に動き、たくさんの人においしさと温かさを提供し続けてほしいという気持ちもわこうものでした。

『カワイイだけでは飼えません ~さくらば動物病院カルテ~』

今日ははじめ先生の休日の様子が描かれます。愛猫めておと過ごす、ゆったりとした朝の時間。これは休日だから? いつも朝はこんな感じ? わからないのですが、一緒に寝起きし、食事も終えて、それからなにをするかというと、ペットホテルでお預かりしているワンちゃんのお世話。

休みといえど、まるまる仕事がないというわけではないのですね。お仕事とはいえ、大変です。

柴犬のゴマちゃんを散歩に連れていって、そしておしっこの出ないゴマのためにペットシーツを開けるのですが、これ、きっとクマちゃんにしかられるなという先生と、そしてめておの予想が見事に当たるというのがね、ほんと面白い。わかってながらも、高いペットシーツしかなければ躊躇なく使う。宿泊客のためならと決断する、あるいはあんまり考えてない? そんな先生の行動に、ここに宿泊するワンちゃんはしあわせかもなと思ったりしましたよ。

そしてめておの役割も。ゴマちゃんと話してくれて、それでゴマちゃんも緊張がとけたみたい。すごく頼りになる相棒。めておもこの病院に欠かせない仲間なんですね。

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