昨日の続きです。
『まんがホーム』2025年9月号、『ガチ恋カウント2.9』
リコのもとを訪れた黄泉渕嵐。その目的はリコを鍛えようというもの!? 話を聞けばいろいろ納得です。嵐はもともと、女子プロレスを盛り上げるために行動していた。そのために新団体を設立し、スカウトの名目で他団体に喧嘩を売るような真似をして、そしてリコの支援もその一環だというのです。
変なかたちで目立っているリコ。決して強い、有望なわけでもないのに、いろいろ目をかけられている(ように見える)。そのせいでリコに反感抱いている選手も少なからずいる。だからですよ、候補生からプロになれば、そうした軋轢、愛憎が渦巻いてより面白くなる。
こうした嵐の読みは当たるのか? それ以前にリコの合格を勝ち取らねばならない。当座の目標が一致して、共闘することになったふたり。嵐の稽古はよっぽど厳しかったみたいですね。もうすっかりくたびれはてて、でもこれだけがんばったんだもの。きっとテストには合格してほしい!
そして、今度はメイデンの動きです。メイデンとリズムのリコを賭けた試合。明らかにメイデンの気迫が違っていて、これはリコをはじめとするメイデンを支え応援してくれている人たちがいるため。見事メイデンはリズムを降し、そしてリコに自分の望む道をいけと伝えるのです。
メイデンのメッセージを受けて、リコ、来月必ずデビューする、デビュー戦はメイデンと戦いたい。この宣言に会場も沸くのですが、ここに続けて、私が勝ったら結婚してください!
おおう、これを会場の皆は、そしてメイデンはどう受け取るのか。そしてこれは、まさしくこの漫画の第1話で描かれたあの試合に続くのですか! ああ、いよいよリコのプロレスがはじまるのかもしれません。
『うちの秘書さま』
水着回! だけどメイドさんたちはいつもの夏衣装です! というのもはじめを守りサポートするため。でもいつもどおりというべきか、いろいろ過剰で、砂浜が熱いというはじめのためにレッドカーペットひいたりするもんだから、砂浜は大混乱! でもこうであってこそはじめのメイドたちでありますね。
さて、いつもどおり過剰といえば山田もそうですよ。田中さんに日焼止め塗りますよなんていうもんだから見事に逃げられちゃって、それからはひとりで砂のお城づくり。でもこれが功を奏した? 子供のビーチボールで崩れたお城に、気持ち沈ませる山田。もうあきらめるしかという、田中さんのことについてのひとりごとを、田中さんがお城づくりについてと勘違いしてくれた。
そのおかげではじまる、ふたりで一緒のお城づくり。それがまあものすごいもの完成させちゃって、まさかのテレビニュースに!? でも山田もにこにこ。いい時間を過ごせたみたいでよかったですね。
『カワイイだけでは飼えません ~さくらば動物病院カルテ~』
夜のさくらば動物病院にやってきたキョウスケ。はやく帰ってほしいと思っている先生ですが、これ、キョウスケが邪魔ということもあるけど、それ以上に嫌な予感がするからだという。
それは急患。夜の病院に、緊急事態を抱えてやってくるお客さんがいる。明日またきてくださいといえば、鬼悪魔と返ってくる。たじたじになるキョウスケに、君も最初こんなだったよって冷静な先生がいいですよね。先生は冷静、だけどキョウスケはこのへん情が動きやすくって、出ていって話を聞いちゃった。
わんちゃんが熱さましのシートを食べちゃったみたい。そうか、飼い主さん、風邪かなんかだったのか。それで熱さましのシートを使ってたら、わんちゃんが食べちゃったもんだから、病み上がりの身を押してここまでやってきた。
この状況を受けて、さすがの先生も動いてくれました。車を出してくれて、向かうは夜間救急病院。こういう動物病院もあるんですね。
夜間病院の鈴木先生は、はじめ先生の知りあいなんだ。父の同期で、子供のころから知ってる。その鈴木先生、患畜を前にしたらテキパキ動いて、その頼もしさったら! そして見事に熱さましシートを吐かせて、一件落着となりました。
飼い主さんも冷静さ取り戻せたようでなによりでした。変わらず冷静なはじめ先生は、キョウスケと鈴木先生に責められながら飼い主さんを送ってくれて、なんだかんだいって優しい先生。そうしたことをひとり静かに思っているキョウスケ。ここにしっかり信頼関係が築かれているのですね。
- 『まんがホーム』第39巻第9号(2025年9月号)
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