『押しかけギャルの中村さん』、第65話を読みました。
『押しかけギャルの中村さん』
オカルトサークル活動、まだ続いていたのですか。今度は河童を釣りにいく。あいかわらずろくでもない活動してるなあ! カリンが榎本にサークルに入らないかって誘ってるんですけど、この人が入るわけないじゃん! だってオカルトだよ!?
とか思っていたら、予想外の方向から、予想外の人、というかあなた誰!? 岡崎輝樹なる青年がカリンと一緒にサークルに入ってくれたんですね。
しかし岡崎くん、なかなかのつわものです。これまでもオカルトスポットを巡ってきた。そんな彼がいうのです。河童を釣ったとしてもし敵対的だったらどうするんですか? ぱっと投げつけて逃げるためのキュウリを首に用意して臨む河童釣り。他のメンバーは釣るまでのことだけ考えて、対し岡崎だけは釣りあげた先まで想像の域を広げていた。
この想像力よ。オカルトは想像力。実際にいるとかいないとか、それを問題にしていないように見える彼。河童にしてもいると断言しない。盲信しない、けれどいたらおもしろい、楽しいと、想像を広げる。その想像は、河童が友好的だった場合も想定して、そうした考えの柔軟さ。それは彼のクリエイティビティ、いつか絵本を作ろうという夢につながっているのですね。
あったらいいな、そうだったらおもしろいな。そういうワンダーを大切にしている人なんだと思う。
そしてそういう彼のいろいろが、リアリストに見える榎本を捉えた!?
カリンに連れられて河童釣りに参加させられた榎本が、岡崎にハートキャッチされて、もしかしたらここから彼女の恋などはじまってしまうのですか!?
いやね、正直予想外でした。なにか榎本は、達観して、もっとリアリスティックな恋愛などするものだと思っていた。それがこうしたロマンティック。
自分はつくづく榎本という人を理解していなかったんですね。
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