2012年10月27日土曜日

『まんがタイムオリジナル』2012年12月号

『まんがタイムオリジナル』2012年12月号、発売されました。表紙は、ダンス? DJスタイルの榊医師がテーブル回して、踊っているのはナース山下、『満開!Sister』カンナ、そして『らいか・デイズ』らいかであります。しかし、らいか、それダンスじゃなくて、変身ポーズよ!

『満開!Sister』は、いつも要領のいいさくら、たけしを見事に手玉にとっているわけですが、おや珍しい、今回は策略が裏目に出て1時間もマニアトークにつきあわされるっていうんですね。さて、本編は文化祭にてたけしの企画が通った。武士道喫茶を希望したところ、古谷コレクションを活用した武士道プリクラ、コスプレ撮影なんですけどね、やることになった。しかし、たけしいきいきしてる、というかちょっと、いや、かなりウザい。着物の着方に文句が出る。女子との撮影を売物にしようとする意見に、毅然とした態度で反対、と思ったら、鎧趣味かよ! がんばるほどにがっかり少年、いかします。しかし、この人のコレクション、すごいですな。ひとり文化祭でありますよ。

『あねぐるみ』はコーヒーですよ。社内のコーヒー通たちが、カップベンダーのコーヒーの味が落ちたと文句をいう。タケローとその同僚、適当に話あわせるだけあわせて、全然わからんと後でばらす。しかしタケロー、コーヒー通のこだわりの数々、味よりも趣味性だというの、これ確かにそうかもなあ。結構核心かも知れません。面白いのは北見課長。コーヒー通を気取ってるけど、全然駄目なんだ。むしろココア好き、って、ココアが好きでもいいじゃんか。コーヒーについては全然わかってない。からん並みといっていいくらいです。今回の騒動は、結局は機械の不調で、コーヒー通の皆さんの判断は正しかったっていうんですが、ということは、ひとり失点は北見課長でありますね。ほんと、素直になれない、可愛い人です。

『小森さんは断れない!』、都会にいく、って、なんだか新鮮な響き! 感覚はわかる。うちららへんだと、市内(京都市内のこと)にいくとか、大阪(梅田のこと)に出るとか、そんな感じですよね。思えば彼女ら中学生、電車に乗って繁華な場所に友達だけでいく、それはちょっとした冒険? イベントなのかも知れませんね。というか、彼女ら、埼玉在住? さて都会にいくというので、いろいろ焦る。どんな格好でいったらいい? さらに小森さんはティッシュ配りを引き付けるときた、って、貰っといたらいいやないの? って関西的発想? しゅり、めぐみに較べて、まさ子はいやに堂々としているな、そう思ってたら、ああ、友達自体しゅり達がはじめてって、ああ、可愛い娘たちだなあ。街では、案の定のティッシュ配り、そしてすすめられると断われず、どんどん購入してしまうとか、うん、小森さんも大変だ。路上シンガーの聴いてくれビームも駄目なんか。街歩くのも大変だ。買い物して、まさ子の帽子可愛い、カラオケいって、ゲーセンいって、まさ子クール! 皆が皆、それぞれに満喫した一日。ほんと、すごくよかった。楽しんでいる、その気持ちの感じられるところ、実によかったです。

『あおぞらのカケラ』、ゲストです。部屋の窓から見える女の子、ひとり橋の上で空を見上げているんですが、夕方になったら、雨、ちゃんと雨合羽着て、空を見ている。誰なのか、なにをしてるのか。不思議な女の子であります。主人公、残された少ない情報をたよりにその子を探して、ああ、空を見ているの、気象に興味があるんですね。落としていった手帳には気象に関する単語や記号が見受けられるし、図書館で出会った彼女、聴いていたのはラジオの気象通報。ああ、地学の授業でやったよ。大変だったけど、結構楽しかったんですよね。まさにそれを実践している彼女。気象に興味がある。手帳の表紙には「はて」とある。空の果てについて思いを馳せていたっていうんですね。ヒロイン、はどっちだ? 空の好きなみそらと、彼女に興味を持ってしまった早菜、ふたりの交流、ちょっと面白そうですよね。期待しますよ。

  • 『まんがタイムオリジナル』第31巻第12号(2012年12月号)

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