2011年6月21日火曜日

Aチャンネル おりじなるさうんどとらっく

 本当は明日発売なのだけれど、今日買えちゃったので、ごめんなさい。『Aチャンネル おりじなるさうんどとらっく』。ジャケットのトオルさんがクールでポップで、可愛いくかつかっこよくて、実にいい感じ。で、添えられている台詞、これがまたいいですね。帯にはるんちゃんもいて、ちょっとしたところにサービスといいますか、ワンポイントといいますか、気の利いた仕掛けがあるって感じ。そうそう、仕掛けといえば、タイトルもすごいですよね。全部 a の文字からはじまっていて、わあ、これは徹底してる。全42トラック。Op.、Ed.除けば40トラック。これらがすべて a はじまりなのですね。

というわけで、42トラック。およそ1時間という充実のサントラであります。これだけ曲数があって1時間、ということはつまり1曲1曲は短いってことで、どれも2分に満たない。短いものだと26秒とかですね。長くても1分57秒。けれど聴いてみれば、短いというそんな印象は薄いんですね。多彩な曲調、ああ、確かに聴いた、というものがあれば、あれー、これどこで使われてたんだろう、そう思うものもあって、こういうのはどんなサントラでも一緒でしょう。で、その短いけれど短さを感じさせない曲たち、どれもですね印象的。これという個性、雰囲気を持って、ぱっと飛び込んでくるかのようなのですね。ああ、なるほど、そう思うわけですよ。曲は短くっても、はっとさせる魅力を一点押し出してくるような曲は、その存在感でもって、しっかり記憶にも残れば、充分に聴かせてくれるのだなって。いや、ほんと、明るい楽しい曲も、ぐっと胸に迫る曲も、どれも実によく引き込んでくれるのですね。

さて、ライナーノートには作曲者のコメントがありまして、神前暁、石濱翔、高田龍一、帆足圭吾各氏、4名ですね。どの曲を誰が作曲したかはちょっとわからないのですが、コメントにあるアコースティックとか、ギターとか、そういうのから、これかな、あれかな、予想するのが面白かったです。そして、Op.、Ed.を作曲された神前暁氏は、BGMじゃなく主題歌についてのコメントで、これは主題歌シングル『Morning Arch』にはなかった情報だから、サントラ買ってちょっと得した気分になったりしましてね、で、このサントラ、演奏家のクレジットもちゃんと入っているんですね。これは嬉しかった。いえね、こういうの入ってないこと多いでしょう。いや、最近はそうでもないのかな? けど、ちゃんとこうして演奏している人たち、このアルバムを作った人達がわかるというのは、そのできあがるまでの過程にも思いが広がる、そんな感じがしまして、ええ、やっぱりいいなって思うんですね。

  • 黒田bb『Aチャンネル』第1巻 (まんがタイムKRコミックス) 東京:芳文社,2009年。
  • 黒田bb『Aチャンネル』第2巻 (まんがタイムKRコミックス) 東京:芳文社,2011年。
  • 以下続刊

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