2011年6月9日木曜日

『まんがタイムきらら』2011年7月号

『まんがタイムきらら』2011年7月号、発売されました。表紙は『しかくいシカク』であります。右手にデジタル一眼、左肩にコンパクトをのせた十子さんであります。いや、これコンパクトカメラじゃないな。ライカM8か。そうかあ、ライカもデジタルだったのか。*ist Dの液晶モニターには魚が、ライカには茜が映っていて、なるほど、これが本編扉に続くんだ。十子がこうしてファインダーにとらえたもの、その状況がちゃんと描かれるんですね。

で、十子の肩にとまったり、十子を殴ったりしてるの、ゴリラポッドやね。これ、妙に気になるミニ三脚なんだけど、あったら便利と思いながらも買ってません。

けいおん!』は、まいったな、めちゃくちゃ面白いよ。晶にアグレッシブにアタックしていく唯も面白かったんですが、面白かったの、澪と幸ですよ。背高くていいね! から気にしてたならごめんなさい!! までの流れなど、最高よ。澪は何気なく、というか、それこそ本心からかっこいいなっていってるんだろうけど、そうかあ、林幸さん、気にしてらっしゃるんだ。こんな風にして、恩那組の面々のキャラクターがわかっていくの、すごくよいと思います。なにも不安に思うようなことなかったわ! そして、履修計画とその失敗とか、へー、そういう取り方すると後悔することになるんだ。な、なんで? 私は月曜から土曜まで入ってたからなあ。なんであの頃、あんなに勤勉だったんだろう。ともあれ、履修計画とかちょっと高めの部費とか、こういう高校時分にはなかった話が出てきて、ああいよいよ大学なんだな、これまでとは違うんだって思う。この感覚、すごくいいと思いますよ。

『スマイル・スタイル』、なんか変に面白かったです。夜中にかき氷を食べる、って、おろし金でできるものなのか。いっぺん試してみようか、と思ったけど、うちにはかき氷器があったりするからなあ。さてさて、メインはかき氷じゃないですよね。紅葉と歩の関係っていいますか、どちらかというと紅葉が歩のこと好きでちょっと依存気味? みたいに見えますよね。そうした気持ちの行き交う様、面白いなって思ってたら、後半、寮長が出てから、面白さの傾向があからさまに変わった! いや、「今明らかに」とかめちゃくちゃ面白かったですよ。

『ホシゾノギルド』、タイトルからはいまいちどういう漫画なのかわからなかったですが、読んでみて、なるほど。ギルドって、ミッションを受けてそれを達成してという、そのミッション、依頼をとりまとめるあのギルドでありましたか。職工組合かと思ってた。さて、中学の頃の先輩に、高校で再会した鮎川ハル。そうしたら先輩はすっかり性格が違ってしまってた。その変化はハルとの出会いがきっかけになってたっていうの、なんだかいいなって思うんですね。さて、登場人物はハル、同級生の小佐野日向、そして先輩でギルドの長、上之園梨乃。梨乃はちょっと小柄なツンデレ系。もともとは内気だったのが、アクティブになるためツンデレをインストールしたっていうんですね。ちょっと面白い。類型的なキャラクター、それをある種納得して受け入れさせる、そんな説得力がありますね。

『méid in the school』、ええと、スペル、これでいいのかな? ゲストです。ヒロイン志鶴はお嬢様。メイドがひとりついていて、メイ。この子にいろいろ申し付けるんだけど、メイは微妙に素直じゃなくて、ちょこちょこいうことを聞かない。命じられたことに、ちょっとはずして応える、そんなところがあるんです。叶衣、この人はふたりの友人、一般人で、主につっこみ役なんですが、そうかと思ったらちょっとうちに黒いもの秘めてるようでもありまして、そうした面が出てくると、つっこみ役がいなくなるどころではない。こういうのはなかなかに好みであるなって思いました。

  • 『まんがタイムきらら』第9巻第7号(2011年7月号)

引用

  • かきふらい「けいおん!」,『まんがタイムきらら』第9巻第7号(2011年7月号),46頁。

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