2011年5月20日金曜日

『まんがタイムきららMAX』2011年7月号

『まんがタイムきららMAX』2011年7月号、昨日の続きです。

『√中学生』、今回は眼鏡のお嬢さんがメインでありますね。いえね、先月、ちょっと作者について調べてみたんですよ。そしたら、この眼鏡に手榴弾の彼女は持ちキャラとでもいいますか、長いこと描かれてきた、そういうキャラクターみたいなんですね。名前は、鞘ちゃんって呼ばれてますね。図書部(仮)ただひとりの部員。ちょっとどじなのかな。あちこちぶつかったり、こけそうになったりしてて、そして虫が嫌い。蝶であっても駄目。虫を見ると華麗に身をかわし、手投げ弾を投擲するんですが、これ殺虫剤? と思ったら違うのか。虫除けの煙を出すだけなのか。しかし鞘ちゃんの虫が嫌いな理由。これが面白かった。怖い話が駄目。宇宙人とかも駄目。昆虫宇宙飛来説を知って、虫も駄目になった。でもこの説って、今では明確に否定されてるんじゃなかったっけ。というのは別にして、月たちの会話に怖れ怯えてる、それが面白かったです。いやほんと、勘弁してあげてください。

『放課後センセーション』、びっくりしたぞ。のっけから、誌面いっぱいにあふれんばかりの女の子ふたりの絵ですよ。定型をやぶってくるの、インパクトあるなあ。と思ったら、ページをめくってもめくってもインパクト。コマからはみ出るどころか、3段ぶち抜いた上、余白までも贅沢に使った立ち絵があるなど、いや、でも、これありだと思う。ネタで見せるという点では、ちょっと反則気味にも思うのだけど、絵を見せる、それも漫画の重要な要素です。うん、よかった。これって、今までもやってましたっけ。なんというのか、向こうから迫ってくる、押し出してくる、そんな感じがあったのですね。

『アキタランドゴシック』、この導入はなんともいえん味がある。アキタちゃん、ずっとモニュモニュいってる。ガム噛んでるのかなって思ったら、グミなのか。そしてはじまる、グミに対する愛の表明。これ、好きなグミについてただただ語ってるだけじゃないか、って思ったんですけど、それが面白いんだからしかたがない。あの、すっぱいの苦手なのよ! のダイナミックなポーズ。あれが好き。で、あの大キイ! 楽シイ! っていうのも、どうにも元ネタありそうな感じですが、それがわからずともなんともいえずおかしくて、ほんと、変に癖になる漫画ですよ。終盤の展開なんて、もう意味わからんのだけど、おかしくてしかたなかった。これ、強い漫画です。

  • 『まんがタイムきららMAX』第8巻第7号(2011年7月号)

引用

  • 器械「アキタランドゴシック」,『まんがタイムきららMAX』第8巻第7号(2011年7月号),125頁。

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