2010年12月17日金曜日

『まんがタイムファミリー』2011年2月号

『まんがタイムファミリー』2011年2月号、発売されました。2月号ですね、まだ年も明けてないのに。というわけで、表紙のテーマはお正月であります。『ぽちゃぽちゃ水泳部』のカツ代は獅子舞を手に、けれど格好はというと来年の干支、うさぎであります。下を見れば、『うのはな3姉妹』のおやじさんがうさぎになっている。というか、この場合メインは晴着の3姉妹でありましょうね。そして、新作の案内、『ひきよせ婦警』、『チーフはかなめ!』、『ギュっとして!よねちゃん』のカットもございます。

『チーフはかなめ!』、表紙には新作登場とありましたが、こちらゲストですね。美容院もの、仕事ものの一形態。あらたに美容師として働きはじめた主人公が、見た目子供のかなめチーフの下で成長していく、みたいになるのかな。日頃あっけらかんとしているけれど、見事な仕事ぶりを見せるチーフのすごさを知り、自分の未熟さを実感する。そうした彼が見守られながらがんばろうと決意する。なかなかに悪くないと思います。こういう仕事もの、いいと思います。

『めがねのキミと博物館』、この作者らしい展開が見えて、こういうのいいですね。香坂さんが、社長の書斎に入って、そこで経験したことです。ちょっとしたファンタジー。この感触、ああ以前の漫画にも見たことがある。ちょっと不思議な世界観。ものが意思を持って人にはたらきかけてくる、そうしたの、ちょっと病み付きにさせるような味があるんですね。かくして、眠っていたチラシは博物館にて活躍して、これはよい展開。チラシによし、博物館によし、そして香坂さんをはじめとするスタッフによくて、社長にもいい。これはいい展開でした。

『教師諸君!!』、おお、コミックス発売とは朗報にございます。というわけで、年が明けて仕事がはじまりました。今回は食がテーマでありましょうか。みなの持ち寄ったおせちを試食して、その地域を当てていく西名先生。他にも公現節のお菓子があったり、あるいは鏡開式があったりと、なるほどそういえばこの漫画は確かに食べ物に関する話、多いように思います。はなびら餅とかね、あれは身近に見ますけど、食べたことがなくて、おいしいものなんでしょうか。四コマの後には、コミックス発売記念だそうですよ、西名先生の衣装について触れた漫画があって、ああ実によい感じです。こうした衣装、被服部の部員に作らせてたのか。でもって、あの展開。これは西名先生が重いの? それともこの服が重いの? いや、ストレッチャーに載ってる絵、眼鏡かけてるから、服が重いんじゃないっぽいな。しかし、どれほどに重いのだろう。重いといえば、本編にてもいわれてましたね。ただでさえ謎の人であるのに、いっそう不思議な人になってしまった西名先生。この設定、本編にても引き継がれるのか、ちょっとわからんけど、わからんながらおかしくてよいです。

『ひきよせ婦警』、ゲストです。なぜか事件に巻きこまれる新米婦警、奥田葵がヒロイン。いなかの駐在所に配属されて、これは静かで平和な田舎町に事件巻き起こって大変! みたいになるのかと思ったら、今回は平和のままに終わりました。この漫画は、町の人たちと交流しながら平和な日常描いてみたり、そして時には事件発生とその解決描いてみたりなど、するんでしょうか。基本大変なことにはならないだろう、そうした安心感をもちながら、ちょっとした事件ものとかが読めたりするのはよさそうだなって思います。

  • 『まんがタイムファミリー』第29巻第2号(2011年2月号)

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