2007年2月9日金曜日

パロディウス

    今、コナミといえばなにが目玉なんでしょう。『Quiz Magic Academy』? それとも『ときめきメモリアルONLINE』? 残念ながら私には今のコナミはちっともわからないのでありますが、けど昔はコナミには明確なイメージがあったように思います。『グラディウス』や『ツインビー』に代表される良質なシューティングゲームをリリースするメーカーといったら、そうそうといってくれる人も多いんじゃないかと思います。シリアスでハードなシューティングを志向するなら『グラディウス』のシリーズが、ポップでキュートなシューティングだったら『ツインビー』がお勧めといったところなのでしょうが、これ、どちらも結構難しかったんですよね。特に『グラディウス』はシリーズが新しくなるごとに難易度を増し、『グラディウス3』などは完全上級者仕様であったと聞いています。聞いていますというのは実はプレイしたことがないからで、というのは私はシューティングゲームの上級者ではないからなんですが、じゃあなにを遊んでいたのかというと、もっぱら『パロディウス』だったんじゃないかと思います。

『パロディウス』はその名前が示しているように、コナミによる『グラディウス』のセルフパロディ作で、横スクロールのシューティングゲームです。ちょっとポップ、ちょっと悪趣味のお祭り騒ぎ的な面白さのあるシューティングで、出てくる敵の馬鹿馬鹿しさも手伝って、見ているだけでも楽しくなってくる。そういうところが受けたのか長期にわたってリリースされる人気シリーズとなりました。

私がプレイした最初のパロディウスはPCエンジンでリリースされたもの(『パロディウスだ!』)で、最初はチチビンタリカさえ越えることができず、ずいぶん悔しい思いをしたものでしたが、その後なんとかここを抜けられるようになり、けどステージが進むごとにどんどん苛酷になっていくから、クリアできそうには到底思われないのでした。なので、助けてゲーム先生! ってな具合に、当時ゲームに詳しかったのにいろいろ教えてもらって、オプションを増やすたびに敵の攻撃が熾烈になるからふたつに制限とか、バリアは張らずにぎりぎりまで粘るとか、そういうのを実践した結果、ついにクリア。ああ、あの時は嬉しかったねえ。

このときの記憶は私の中にしっかりと刻まれたようでして、『パロディウス』はちょっと特別な感じのシューティングなのです。だから、遅まきながらPlayStationを購入したときに、これで遊べる『パロディウス』を持っておきたいものだと思って、そうして購入されたのが『実況おしゃべりパロディウス — フォーエバー・ウィズ・ミー』でした。これ、八奈見乗児と小原乃梨子による実況がプレイを盛り上げてくれるというのが売りでして、けどさあ、実際の話、落ち着いて聞いてる暇ってあんまりないんですよね。だから、やられてしまったときとか、そういうときの台詞ばっかりが記憶に残ってる。けど、こちらがなにかアクション起こしたときにタイミング良く実況が入ってくるから妙に笑えて、けど実況をはじめとするちょっと調子のり気味の受け狙いの連発に笑ってるとあっさりやられるという、ちょい難し目仕様がいい感じであります。まあ、この辺はオプションでなんとでもなるんで、簡単にしてもいいし、激むずにしてもいいんですけどね。

『パロディウス』の嬉しいのは、自機の種類が豊富であるところであるでしょう。『実況パロディウス』だと十六種類。それぞれにパワーアップの種類が違っているから、好みのキャラクターを選ぶだけでも楽しいのです。私は基本ビッグバイパーもしくはロードブリティッシュであるのですが、けど一番好きなのはペン太郎なのです。POTONミサイルとS. GUNの威力はなかなかに凄まじいものがありますよ。分身揃えてS. GUN撃ちまくったら、もう前面の敵は一網打尽ですわな。やっぱ、ゲームは破壊力だよなあ。なんて思ってしまう。もう、爽快感が全然違っているのです。

基本ビッグバイパーなら、パワーアップのしやすさからスゥを選ぶという手もあるのかも知れませんが、けど、なんでか妖精は使いにくく感じるんですよね。どうも、パワーアップゲージの位置を感覚で覚えてしまっているために、パターンが変わるととっさに間違えてしまう。そんな感じで、やっぱり私はオーソドックスにビッグバイパー使うか、破壊の魅力にとりつかれてペン太郎使うか、どちらかなのであります。

PSP

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GAME BOY

PCエンジン

CD

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