2021年2月13日土曜日

『まんがタイムきらら』2021年3月号

 『まんがタイムきらら』2021年3月号、一昨日の続きです。

『えるくえすと!』

ゲームの世界からやってきたエル。こちらの世界でいろいろ経験を積むことでレベルアップできるというのですが、わりとポンポンあがってますね。でも、これまだレベルが低いからだよなあ。レベルが高くなって、そうそう簡単に上がらなくなった時、どういう経験積んだらいいんだろう。レベル2から3までに数日がかかってるところからしても、相当な日数や経験を必要としたりするかも知れませんね。

魔法も使えるようになりました。初歩的な回復魔法、その効能はささくれの治癒か。もとの世界の効能よりも細やかになっとるのかな? でもちょっと役立ちそうなところがいい感じです。

エルがこちらの世界でも堕落したりせず、地道に努力しているのこれもいいですね。この努力あって、その上でまたこの世界のことを知ることで成長していくのかな。そして今回のエルの経験はお風呂です。そうか、異世界には風呂がなかったか。いつモンスターに襲われるかわからんから、常にフル装備でいるというのも気が休まらないなあ。そんなエルの銭湯初体験。しっかり気持ちも落ち着いて、こうしてこの世界に馴染んでいったりするのかな。そう思ったらですよ、なんとモンスター出現。

エルがやってきただけでなく、いろいろとこの世界に変化が持ち込まれているみたいですね。まずはモンスター? ギャースゆうわりになんか可愛らしいやつだけど、そいつを一撃でふっとばしたエルを知る少女。冒険の仲間? ゲームショップの周辺、まだまだにぎやかになっていきそうですよ。

『推しごとびより』

今回は漫画の締め切りに追われます。柚葉の原稿が終わらない、というので授業中もこっそり作業しているっていうんですが、タブレット時代にはこういうのも可能になるのか。実際、小さな画面で足りる作業だったら、細かい時間をやりくりして進めていくのもありなのかも知れませんね。

ところで、扉絵の柚葉、最高でしたね。ええ、最高でした。本編でもこのスタイルでよろしいんですよ?

ところどころにしたたかな柚葉の嘘泣きが差し挟まれるの、面白かったですよ。えらいことしおらしいと思ったら、しれっと素に戻ってくる。速攻でバラしてくるところ、本気で騙すつもりがないってのがおかしい。ほんと、これ、ちょっとした持ちネタですね、ここぞという時に決めてくる、そんな定番ネタにしてる感あって本当におかしかった。

柚葉と彩姫、ふたりで迎えた修羅場。明日朝までに20ページという強行軍であるのですが、作業の合間のふたりの会話に見える、柚葉の同人活動をはじめた理由、憧れが背を推しているというのがしみじみと効いてくる、そんなよさかもしだしていまして、彩姫のはげましに、そしてファンたちの期待に応えようとする柚葉の姿勢もあいまって、とてもいい盛り上がりを作り出していたと思います。

そして、落ち! まさかの入稿後寝過ごし学校お休みエンドとな! これ、前日休んで余裕持たせた方がよかった感あるな! でもまあそれだとこの気持ちの高揚? そういうのはなかったわけで、結果オーライですよね、ええ、きっとこれでよかったのだと思います。心町となるどころか、柚葉彩姫でナイスカップリングでありましたよ。

『そらコミュニケーション』

習い事に忙しい那由多。なかなか一緒に遊べないというので、急遽お泊まり会をする運びとなりました。やたらめったらテンションあげてくる那由多。暴走系といったらいいのか妄想系といったらいいのか、自制しないといけない想像っていったいどんなのなのか。頭がいいというか、ちょっとおませさんでありますね。

しかし那由多の家、ものすごいな。宇宙人センサーとかついとるんだ。しかも的確に働いてるっていうの、ソラかあるいはテンペスタか、いったいこの子らのなにを検知しとるのか。あまりに謎のシステムもすごいけど、那由多父の宇宙人解剖の夢、その根本がわからない。いやはや物騒なお父様でいらっしゃいますな。

しかし那由多、のびのびというか、やりたい放題に振る舞うの、自宅すなわちホームであるがゆえの傍若無人!? お風呂でテンペスタを好きにしたり、と思ったらソラもやりたい放題だな。この子の場合、ホーム、アウェイ関係なく自由奔放だからってやつですね。

そんなソラの那由多への命令。それが自由奔放なソラのものだからこそ、素直に心の赴くまま発されたものだとわかる。心根からのまじりっけない友情、親愛の情、こんなの向けられたらどんなにか嬉しいだろうなあ。と思うのだけど、那由多さん、限りないものそれは欲望でありますなあ! そんな那由多の素直さもまたいいものですね。

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